母のタイムスリップ日記
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早めに昼食を摂り母の所に向かった。 少し歩いてから通院しようと計画をしていた。 雨が降っているけど母との相合傘も良いかなと思った。 尋ねて直ぐに、面会表と外出表とに記入した。 居室に入ると母は「おかちゃん」と外を見て泣いていた。 「帰りたい」という。「わかった。帰ろうね。着替えをして」と替えのズボンを渡した。けれど、母はそのズボンを綺麗に綺麗にたたむだけ。ついでにティッシュも綺麗に綺麗にたたむだけ。 私のいる事など忘れてしまって職員がいるかのような感覚らしい。 「おかちゃん」「おかちゃん」と泣いている。 後でわかったのだが小のほうの失敗があったのだった。もっと気を配れば良かったと反省。 押入れに洗濯した物を納めようとしたら以前職員に託したあるばむ、折り紙、ビーズ、毛糸、ノート等が小袋に分けられて入っていた。 このままだとぐちゃぐちゃになりそうなので整理をしてみた。 何故 預かった物を返すのか…。と少し疑問。 別に預けなくとも良かったという事だろうなあ。 折り紙は箱にまとめ、毛糸は全て袋に纏めた。写真やノートは小さな引き出しに入れた。鈎針もあったのだなあ。無いと思ってまた、家から運んだのに…。 職員に聞けば良かったんだな。
居室でゴタゴタしていると「みんなでカレー作ろう」と言う職員の声が聴こえた。 暫くすると母のところまで来て「通院なんですよね」と言った。 薬はまだ、数日分ある筈なのでカレー作りに参加させて貰う事にした。 手を洗い消毒して、ジャガイモの皮むきが始った。 暫く包丁を使っていないし急変以来はさみも使えなくなっているのでどうかなと心配だったが何とか使えるようだった。 母も落ちついてきたので、買い物に出た。買い足しておかなければならないものが在った。 買い物から戻るとカレー作りは終わりおやつだった。 おやつがすんだ頃を見計らって、散歩に出た。 雨も上がり、丁度良いお天気だった。 職員が「藤の花が綺麗ですよ」と言うので藤棚のあるところまで歩いた。 そうだなあ…昨年もこの藤棚の下でおやつ食べたなあ…。 藤棚の下で休息して施設に戻った。
今日の夕食はカレーなんだな。サラダもあるんだな。 きっと、おいしいだろう。でも、作った事は綺麗さっぱり忘れて「私作ってなんかいませんよ」なんて言うのだろうな。
通院取りやめてよかったな。
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