2017年09月02日(土) |
ワタナベマキ『毎日、こまめに、少しずつ。 ためないキッチンと暮らし』★★★★☆ |
ワタナベマキ『毎日、こまめに、少しずつ。 ためないキッチンと暮らし』
中野佐和子『冷蔵庫から始める残さない暮らし』もよかったけれど、この方の本も具体的な方法でもっと楽に、ていねいに暮らせるヒントが数多く紹介されていて、参考になりました。
「実は、食事づくりと家事は、ためる前に『毎日、こまめに、少しずつ』やることで、ぐっと楽になるのです。」(p4)
「ひとつひとつは小さなことですが、ほんの少しだけ先を見て動くようにしてみると、それが積み重なったときには、『あら、あら、あら』と、知らないうちにものごとがスムーズに動いていく感じがします。」(p4)
「やるべきことをちょっとだけ前倒し」(p4)
「ストックは、『わざわざ作る』というよりは、時間のあるときに、『ついでにやっておく』くらいの感覚で取り入れるのがいいと思います。」(p15)
「冷蔵庫の使い方で、何よりも重要なことは、中に入れたものをきちんと循環させていくことです。」(p24)
「冷蔵庫は、素材の一時保管場所。いっときそこに滞在させておくけれど、必ず旅立ちをさせてあげる(行き先は、もちろん家族の胃袋です)。」(p25)
「朝に少しの下ごしらえをしたり、ストック類を活用してみたり。スタートは『0』からではなく、常に『1』『2』まで進めておく。そんな心構えが、夕方の自分をぐっとラクにしてくれるのです。」(p61)
料理上手になるためには 「私は何よりもまず、『基本』をきちんとおさえていることが、肝心なのではと考えています。」(p62)
「『これだけは、ケチらない!』と決めているのが、お米と調味料。私にとってこのふたつは、食生活の基本だからです。」(p84)
「いい包丁とまな板、それがあれば、一時的ではなく、ずーっと長く大切にできるし、確実に料理が上達します。」(p105)
「私の場合、『家の状態』と『心のありよう』がしっかり結びついていて、部屋の中が整っていると、機嫌がいいし、ごはんを作るのも楽しくて、ていねいな味付けになる。けれど逆に、部屋が散らかって、よごれがたまっていくほど、何だか投げやりな気分になって、料理も適当になっていく。」(p122)
「掃除を習慣化させるのにいちばんいい方法は、『やらないと気持ち悪い』という精神状態に持っていくこと。」(p123)
「掃除は、自分なりにルール化して、ルーティーンにしてしまうこと、つまり『考えなくても、身体が動く』状態にしておくことが大事です。」(p125)
こだわる。決める。やってみる。 柔軟に、でも着実に。
そんな暮らしにシフトしていきたい。
忘れた頃に読み返して、仕切り直したい本。
ワタナベマキ『毎日、こまめに、少しずつ。 ためないキッチンと暮らし』
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