2012年12月26日(水) |
枝広淳子『朝2時起きで、なんでもできる!』★★★☆☆ |
『朝2時起きで、なんでもできる!』
メモ。
八時就寝、二時起床。
「ヘンじゃないようにと世間に合わせて、その結果、『やりたいことをやる時間がない』とイライラして過ごすより、たとえヘンでも、それで母親、妻が楽しそうに生き生きとしているなら、家族にとってもそのほうがいいのかも、とかなり都合よく考えています。」(p18)
「他人から『ヘン』『変わっている』と見られるかどうかを気にするより、その『ヘン』『変わっている』ことが、自分のやりたいことをやり、目標に近づくために役立っているのかどうかを気にしたほうがいい。」(p20)
英単語を覚える仕組みをダンナさまに頼んでプログラム作ってもらう。 それで一年で覚えた一万語。 それでも合わなくなれば、変更する。
「その時の自分に合うスタイルをやればいい。合わなくなったら変えればいい。目的は、ある学習スタイルを続けることではなくて、英語ができるようになることなのですから。」(p37)
学習のみならず、料理やおかたづけ、生活のすべてにいえることかも。
予報であるフォーキャストに対して、未来の理想像が出発点のバックキャスト。
「現状がどうか、どういう問題に直面しているかはひとまず置いておいて、『すべてがうまく思い通りにいったら?』と、かなえたい究極の目標、理想の姿をまず描くのです。そしてその『理想像』から現状を振り返り、『ではあそこへ行くためには、何をすべきか』を考えます。『バックキャスティング』とは『将来から現在を振り返る』という意味です。」(p66)
ステップ1 どんな自分になりたいかを思い描く ステップ2 自分の理想の一日を思い描く
「【自分の北極星のパワー】=【ビジョンの生き生き度】x【自分の腑に落ちている度合い】」(p72)
「『目的』と『手段』はまったく異なるもので、見分け方は簡単です。『手段』は取りかえ可能だけど、『目的』は取り替え不可能だということです。」(p89)
「1 ゴールに達するためのオプションをできるだけ用意すること」(p89) 「2 選んだ方法でだめなら、自分を責めずに方法を変える」(p90)
よく出てくる「腑に落ちているかどうか」というのは、選択理論心理学でいうと「欲求充足できているか」ということかな。それで本当に満たされそうか、ということ。
「限られた時間で、限りのない世界を相手にするときのコツは、『うまく見切れるようになる』こと。」(p128)
選ぶことは、捨てること。 選び上手は、捨て上手。 うまく捨てられなければ、うまく選ぶこともできない。
交渉術のセミナー講師から聞いた、交渉にあたっていちばん大切なこと。 「『Hard on issue, soft on people.』(問題にはタフに、人にはソフトに)ですよ、と教えてくれました。『そしてそのためには、問題と人を切り離すことです』と」(p191)
その「人」は相手のみならず、自分にも。 変えられるモノ、コト、ヒトとそうでないものを見極める。
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