電気を消してしまうと、冷たい横穴はまるで霊廟のようであった。この孤独な気分。遠く遠く続いていく穴の奥は懐中電灯の光も通らぬ漆黒で、それが奇妙にやさしく見えて、くらくらした。予感も、名残もなく、ただおそろしいぐらいに、一人だった。自分の仕事と、みんなでする仕事と、プライベートの時間のバランスって難しい。いつかあふれ出してしまいそう。傷などほうっておけばいい。もっと強い腕になればいい。