初ボーリングの後はうちで飲み会で 結局またぐでぐでになってしまった。 誰かわたしに調節スイッチをつけてほしい。
生まれて初めて彼女ができた男の子が のろけにのろけまくっていて、 ブランドもののきれいな指輪を買ってあげるんだ!とか デートで映画を見に行くんだ!とか とにかくベタな話が満載で、聞いていて恥かしかった。 でもなんか初々しくて少しうらやましいような気もした。 だって、今恋をしている、って堂々と誰かに言えることって すごく幸せなことだと思う。 大きくなるにつれて、隠さなくてはいけないことが増えてきた。 恋をしたって、簡単に他人に言うわけにはいかない。 打算だとか世間体だとか保身とか人間関係とか、 そんなものに縛られて口は次第に開かなくなり、 舌はどんどん裂けてゆく。 彼女が高校を卒業したら今より自由に会えるようになる、と 何年も先まで付き合う気でいる彼には今、 二人の道がどこまでも続いているように見えているのだろう。 恋はいつか終わるもので、 それを前提として、受け入れた上で今の恋をするわたし達から見て 彼はとても若くて青くてきれいなところにいる。
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