授業前に友達がこれを聴きなよ、とCDをくれた。 イヤフォンから注ぎ込まれるバンプの音でマイクの声も掻き消され、 力学の講義は遠い彼方の出来事のようだった。 徹夜明けで眠い体にみんなが優しいので うれしくて、困る。
授業が終わって教室からみんながすーっと出て行く。 ああ、すぐ帰っちゃうんだな、と少し寂しくなったら 校舎を出たところでアイス食べよう!って待っていてくれて もうそれだけでわたしの胸はきゅーっとなる。 スタジアムの階段に腰掛けて遠くの山を見ながら スプーンでさくさく氷をかき混ぜる。 夏は遠いようで、もうすぐで、 ただとにかく沢山のところにみんなで行きたい。
|