一度で見足りなかったので、もう一度京都で「痕跡」展を見てきました。 作家名を勘違いして見ていたところに気付いたり プロフィール・製作傾向を読む時間もあり、 今度こそ満足ゆくまで見ることができました。 わたしが気に入ったのは3階の展示群で、 前回も気になったアブラモヴィッチ、 そして新たにアナ・メンディエッタなどの作品が興味深かったです。 最近はああいう暴力的な作品に惹かれています。 そこには作家の怒りや悲しみや憤りや、 とにかく強い感情が渦巻いていて、 感情がじかに作品から立ち上っているような気がするから。 ちなみに会場で皆が長時間立ち止まって見ている作品No.1は 村上三郎の紙破りのパフォーマンスを写したビデオでした。 わたしも見入ってしまった。 パフォーマンス自体も面白いんだけれど、それ以上にそこには なんだか不思議な村上ワールドが繰り広げられていました。
ところで前回は知人の車で行ったのですが、今回は一人、 深刻な方向音痴のわたしは駅からほぼ一本道なのにもかかわらず 念のため地図を印刷して持って行きました。 …が、やっぱり迷った。 川沿いに歩いて行くと着く予定だったんですが 川を反対方向に歩いていました…。
夜帰宅した後はTVで千と千尋。 ハク…! あああすてきだ。 朝、ハクと千尋がざざざざざっと花の間を縫って走るシーン、 ハクがおにぎりを食べさせてあげるシーンあたりが好きです。 もちろん水上電車のシーンも、段々暮れてゆく空と水の色が とても静かで綺麗で好き。
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