今 私のまわりに流れている それは 無音と言う名の音で その音は 無拍子という名のリズムで この夜に私とともに歩いていてくれている いつも宙空に浮かんでいる いくつもの黒い球は さっきまで降っていた雨が 地面に隠したようで いつもよりはっきりと、世界が見える あの黒い球は 汚いものを見えないように隠しているのかもしれないと そう思ったりもしていて もしかしたら本当にそうなのかもしれないけれど この夜はきれいだ とても居心地のいい いい夜だ。 快い音が 心良いリズムで 私の。まわりを流れている