hazy-mind

2006年04月06日(木) 『流想』 詩


私のまわりに流れている
それは
無音と言う名の音で
その音は
無拍子という名のリズムで

この夜に私とともに歩いていてくれている

いつも宙空に浮かんでいる

いくつもの黒い球は
さっきまで降っていた雨が
地面に隠したようで

いつもよりはっきりと、世界が見える

あの黒い球は
汚いものを見えないように隠しているのかもしれないと
そう思ったりもしていて
もしかしたら本当にそうなのかもしれないけれど

この夜はきれいだ

とても居心地のいい
いい夜だ。


快い音が
心良いリズムで

私の。まわりを流れている


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