違和感があると思ったら、2、3年のブランク。
ここが一番、こう言うこと書きやすそうだから、ちょこっとおジャマ虫。

あたりまえだけど、世界はそんなに変わっていない。
相変わらず空には雲とかお日さま、鳥や飛行機が浮かんでて、海には波、船、風、道には車、お散歩犬・・・。

目に見えて変わったのは夫婦関係、否、夫かな。

まず、あれだけ依存していたアルコールを絶ったそうだ。
いずれ、お縄に掛かって職を追われるだろう、そこまで行かなきゃわからないのだろう、と、あきらめていたのだけど・・・。
なにがあったかはわからないけど、死人が出る前にコケてくれてよかった。

止めてどれ位になるのかはわからない。
1年か2年と言った所だろうか?
アルコールに蝕まれていた中枢神経やら末梢神経やらが復活しているのがわかる。
内にこもっていた考え方が外に向き出し、ギターも上達した。
若返ったと言うか、生きている感じがする。

性被害は家族やパートナーにも被害が及ぶ。
彼は長らく、性被害による鬱だったと思う。
ずっと専門機関に世話になるよう言ってきたのだけど、やっとその必要性をわかってもらえたようだ。
もう、むやみに私に当たるような事はないし、被害者としての自分を認められるようになっている。

私も立場が立場なら、彼等と同じ犯罪に手を染めたかもしれない。
そうしなくてよい根拠に触れてこられたのは幸いだ。
私も彼等も同じ人間、罪を憎んで人を憎まず、人の業を哀れもう。

夫の家族は元々アルコールの問題を抱えていた。
自覚しているならよいけれど、これが例にかなってそうは行かない。
やり場のない不安を私に当たるのだけど、そうされても困る。
自分の問題に気付いた人から、理解し、反省し、私への転嫁を解いて行くのだと思う。
今の所、夫がそう。

アルコール依存症の症状としか思えない、病気としか言いようのない、ひどい言動。
自分の未解決の問題に足かせされて、理解を拒んでいた部分。
自分がフラッシュバックを起こしているとも気付かず、私を加害者に当てはめて暴行を加えていたこと。
それらを区別し、反省を含めたまとまった話を聞いて、やっと気持ちが楽になった。

あと、以前は私の話が信じられなかったのだそうだ。
虐待の構図とか、アルコール依存症の家族間の関係、犯罪の性質やその後のことなど、無知だったと。
自分の病気を受け入れるまで、その必要性を認められなかったのかもしれない。

24の春から昨夜までの間、ここはとても居心地が悪かった。
でもやっと、落ち着くことができそうだ。
君が私を個人として見てくれるなら、ここに居てあげてもいい。
私は出会った頃から君を信じているし、ずっと仲良くしたかったのだから。
2008年07月24日(木)

寝言日記 / 杏