経る時・・・

もくじかこみらい

日が経ちました。「経る時・・・。」を書き始めて 日目です。


2006年10月22日(日) 正直言って・・・、死を覚悟した・・・。

正直言って、3月からの病気の折には、死を覚悟した。

病名は「異形成髄膜種」

平成5年からの会社関係のトラブルや、仕事の苦労など比較にならない。
自分の身体のことだけに逃げ場が無い・・・。
努力で何とかなるものではない。
思えば無理をしすぎた・・・。凄まじいストレス、日曜出勤、そして、いろいろなトラブル。

結婚して2年。最後の方は、仕事もコントロール不能まで身体がガタガタ。
まあ、これは病気由来だったらしいのだが・・・。

おくさんにも負担を掛けることになってしまった。


病気の折には、もう、自分の力ではどうすることも出来ず・・・。
先生に任せるしか無い・・・。

十万人に1人の確率の「脳腫瘍」
その中でもまれな「異形成髄膜種」
そして、「前例の無いほど巨大」ということ。

もうお手上げだった・・・。

あのころは、生命保険の計算ばかりして、おくさんには叱られたが、
経営者というのはそんなものだ。自分の命で、「ケリ」を付けるしかないということ。
「立つ鳥跡を濁さず」だ・・・。

そして、結局は、書かなかったのだが、「遺書」も残すつもりでいた。
おくさんに、支えて貰いっぱなしで、この世を去ることと詫びと感謝と。

それしか考える余裕がなかったな・・・。あの頃は・・・。
自分の命はどうでも良かったというか、考えてなかった(^^;)


今、後遺症も何もなく、こうして日記を書いているのは、とてもラッキーなことなのだろう。

先日、「ガンマナイフ」という、定位放射線の権威に先生に診てもらったのだが、
今のところ、再発の兆候がないので、このまま観察した方が良いのではないかということと、
再発は、腫瘍の種類からして、可能性は高いということを言われた。

でも、再発してから、叩けばいいと言うことなので、お任せするつもり。

日本で一番、脳手術の回数が多い病院が、クルマで15分程度の距離にあり、
日本で最初にガンマナイフ治療を始めた先生が、その病院にいらっしゃって、診てもらえた
のはとても幸せなんだろうなぁ・・・。

再発は、かなり高い確率で発生するだろう。
なぜなら、年齢的にまだ若く脳腫瘍の多発年齢にさえ達していなく、
かつ、いわゆる「良性でも、悪性でもない」という宙ぶらりんな状態。

定期的に、MRI等で経過観察するしかないんだろうな・・・。

ということで、明日、MRIの撮影だ・・・。


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