経る時・・・
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日が経ちました。「経る時・・・。」を書き始めて
日目です。
2003年07月17日(木) |
自覚はないが・・・。 |
σ(^^;は経営者なのだ・・・。父が他界したから仕方ないのだけれど。
昨日、製品に不具合との報あり。ただ、納品後、2ヶ月も経てば、未処理の 真鍮など、腐食するのが当たり前。指紋の付いたところから、変色する。 ましてパイプ材は、足が速い。確かに黒変しているが、これは仕方のないこと。 おそらくは、管理が悪く、変色したものと・・・。
が、現場というものを知らないのか、現時サイドよりも、高位にいると勘違いしているのか、 大手の、検査というか、品質管理の担当者は、態度がでかい。FAXで通告後、電話あり。
「こんなことは20年、検査しているが初めてだ」 「明日、ご来社ください」
σ(^^;が磨きましょうか?と言えば、「無理だと思いますよ」
判断するのは、こちらの仕事だよ。おまけに、こっちだって20年やってるよ。 アルバイト時代からだと26年だ(^^;) 余計だよ。言葉が。
不良にすれば、数百万なので、被害甚大。とりあえず、明日、伺いますと、電話を切る。
が、翌朝、相手の社長が、製品を持って来社する。時間はかかって良いから、磨いてと。
どうやら、品管が、σ(^^;を呼びつけたのを気にして飛んできたらしい。
いや、注文頂いているんだから、こちらから伺うのものと思っていたから 別に何とも思ってないし、当然だと思っていたから・・・。
要するに、品管ごとぎが、相手会社の社長に、「来い」は無いだろうと言うことみたいだ。 立場は違えど、こちらの都合を聞いて、お伺いを立てろと言うことだろう。 あとで部長に聞いたのだが、「誰が呼びつけた(--)」と社長はおかんむりだったそうだ。
会社といえど、人と人。持ちつ持たれつなんだから、そのあたりは、うまくやらないとね(^^;)
社長さんも、部長さんも、15歳くらい年上だけど、対等の目線で接してくれる。 σ(^^;とは、格違いでも、偉ぶらないね・・・。かえって腰が低いよね。
往々にして、腰が低い人が多いな・・・。いい経営者は・・・。
世の中、変化しているようだが、こういうふるい考え方はなかなか変わらない。
たとえ同い年でも、立場の違いはある。相手の部長が、σ(^^;が、行くと、わざと 「社長!」と言っているように感じるのは気のせいではないだろう。
たぶん、「若いけど、足立光機の若い衆じゃないんだよ。社長さんだよ」と 暗に、自社の従業員に、アピールしているように思う。頭が下がるね・・・。こういう気配りは。
ただ、部長は、σ(^^;が腰が低すぎるせいもあるというけれど、それもまた、立場の違い。
従業員は、ミスやトラブルがあっても、たとえ、腹立つようなことで、切れても 経営者が取りなししてくれたり、上司が間に入ってくれるから、大事には至らないことが多い。
でも、経営者はそうはいかない。切れたらそこで終わり。取引の終わりを意味する。 経営者が、切れる時。取引停止か、倒産を覚悟した時だ。きっと。
以前、古いお得意先で、60歳も年上の会長さんに、仕事での泣き言を聞いてもらった時がある。 腹が立つことが多いし、いろいろ、つらいというと、
「相手に腹が立ったら、聖徳太子(お金)が何か言ってるな?ぐらいに思えば 腹も立たないよ」と、諭されたことがある。 目から鱗。稼ぐためだと割り切れば、腹も立たないか(^^;) さすがだ・・・。年の功とはよく言ったもの。受け流せるようになったのは、 よき相談者にも恵まれたからだろうな。
小さい会社でも、経営者は、経営者。立場はわきまえないと大やけどをする。
でも、σ(^_^;当人は、そんな自覚もなく、ポーッとしているのだが(笑)
跡を継いで、8年になるけれど、心の中では、父が社長なのだ。 父を追い越せたと感じれば、そういう意識も変わるかな・・・。
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