昔の話をしよう。
僕の通っていた中学は小高い丘の上にあって、初めの頃は遅刻なんかすると大変だった。 プロテスタント系の学校だったもんで、毎朝礼拝があったり宗教の時間があったり いろいろ、 コレは人それぞれだけど、 面白かった。
〈今週の聖句〉ってのがあってね。 どのクラスにも、黒板の右端にはそのための枠が作ってあって、宗教部員が 毎週そこを書きかえてた。 で、それと似たもので〈永久標語〉があって。 聖書の一節なんだけど、えらく長いのさ。 でも不思議なもんだなぁ、未だに憶えてるし。
「イエスは言われた。『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、あなたの神である 主を愛しなさい。これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。 隣人を自分のように愛しなさい。』」
簡単に言えば『神様と隣人を愛しなさい』ってことらしい。 中学とか高校の頃って、ちょうど思春期真っ只中で、そんな頃に覚えたことって なかなか忘れるもんじゃない、ってことを言いたかっただけなんだけど(汗。
もうすぐ僕の母校で、愛校週間ってのが始まって、卒業生たちも参加するような行事が いろいろあるから、それで思い出したのかも。 ん、ほんとに日記だな(苦笑
図書室が何だか温室みたいで、 広いグランドはぐるりと桜の木が囲んでいて、 古い講堂はチャペルのようで、 屋上からは大阪湾がかすんで見えた。
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