おばちゃんの店

僕がよく行く近所の定食屋。
お歳を召したおばさんが一人で経営している。

安くて美味い。量が多い。そしておふくろの味。

僕のような独身男性にはたまらない店だ。
何よりも「おふくろの味」という部分に弱すぎる。

おばちゃんも「あら元気?」なんて僕のこと覚えてくれて
気さくに話しかけてくれたりするアットホームな雰囲気。
たまらない、最高の定食屋。もう大好き。

けれども、一つだけ問題点が。

僕の大好物である「唐揚定食」を頼むのだが、
おばちゃんが自信満々で運んでくるのは、
どう見ても「うどん定食」

なんかおばちゃん、高齢のためかボケてきちゃったみたい。
しょっちゅう注文を間違える。

僕として頼んだ品物が食べられないのは不本意なのだけど、
それでもこの店とおばちゃんが大好きだから
今日も「唐揚定食」という名の「うどん定食」を黙って食べている。

お金だって200円高い唐揚定食の代金を払っている。

おばちゃん、いつまでも元気でね

2003年01月28日(火)

Iremun2 / Ota.P

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