★信じたわたしがばかだった。 .............
2011年07月22日(金)★
そう。 ずっと前に観た映画。
わたしは、空気人形。 性欲処理のための、代用品。
わたしは、こころを持ってしまいました。 持ってはいけない、こころを持ってしまいました。 こころを持ってしまったので、嘘をつきました。 こころをもつことは、とても切ないことでした。
そうそう。 忘れてた。 わたしは。 わたしが、お人形さんだってこと。 誰も、わたしに、心なんて、期待していない、ということ。 ごめんなさい。忘れてた。
わたしが怒ること。 わたしが泣くこと。 わたしが意見すること。 だめだったね。 間違っていたのはわたしだね。
そうだった。 うっかりしてたよ。 あぁ。 ほんと、うっかりしてた。
お人形さん。 かわいいね、て大切にされるだけでよかったの。 愛されたい、なんて考えてはいけなかったの。 忘れていたの。 完全に。
そうだそうだ。 わたしはそれでいいのだった。 褒められて、ちやほやされて、それでいいのだった。 恋なんて。 愛なんて。 わたしの望んでいい次元では、なかったね。
勘違いしてた。 わたしもちゃんと恋できるって。 わたしだって、ちゃんと愛されることができるって。
おかしいね。
ずっと前から知ってたのに。
知ってたのに。 傷付いて。 期待してたんだね。 期待してたんだよ。 ちゃんとした恋ができる、って。 わたしだって、愛されることができるって。 ばーか。 ばかみたい。
もう信じない。 何も信じないから。
わたしはお人形さん。 こころのないお人形さん。 都合のいいときだけ呼んで。 一瞬でも、愛されれば満足だから。 それでいいから。 もう、泣かないわ。
信じてたのに。 今度こそ。 信じていたのに。
わたしは、泣かないわ。 心のないお人形。 わかってる。 愛して。愛して。 からっぽの心で、愛して必要として。
見てはいけない夢をみた。 だから。 切ないと思うだけ。
そう。 心さえなければ。
かわいがってくれさえすれば。 それでいい。
汚いわたし。 よごれてしまえ。
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