こころの大地に種をまこう 春名尚子の言霊日記

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2003年06月20日(金) ある日のこと。 日記じゃない日記


ある日のこと。


ゆっくりとお茶を煎れて ゆっくりとお茶を飲む
お茶を飲むことを ひとつの儀式のように ゆったりと。
一杯のお茶 至福のひととき
ただ のんびりと お茶を飲むことだけに 時間を

目をつぶって なにを想う?
こころのなかを のぞいてみよう

だいすきな うた
ちいさな想い こぼれそうな想い
いろんな想いを ともに過ごした
ずっとずっと 胸の中に在りつづけている歌

窓からほほえむ おひさまのひかり
部屋の中で 笑っている おおきなポトス
ベランダで風に揺れている ベンジャミン
むらさき色の小さな石を 左手ににぎって ごろりーん


かるく目をつむって 胸に両手をのせて 
石も一緒に 意思はオヤスミ


じわっと あふれる つゆ ひとしずく
ほほをつたって 流れゆくとき こころのなかの 胸のなかの
閉じ込めていた 黒い小さな点点も きれいに 流れてきえてった

やさしい風が ほほにくちづけ
涙のあとを ぬぐって おどる

もう なにも おそれないよ
ばいばい  ドット。
ばい ばい ばい。
ありがとう。
ここまで連れてきてくれて。


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