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ご…ごめんなさい。一体何日間サボってたんでしょう私は。 負傷した左手中指がもう治りかけていることから、かなりサボっていたのでしょう。 何だかんだ言って私の本業は学生なので、 レポートやら何やらに追われてしばらくパソコン触ることができなかったのです。 ほら、キーを叩く指もどこか不安げだと思いません?
今日は久々に張り切ってマックネタを書こうと思ったのですが、本日火傷したばかりの指が痛むので小ネタにします。 お許しを。
マックは16歳からバイトができるということもあり、高校生が非常に多いです。 うちのマックは少ないほうではありますが、それでもBクルー以下のカウンターの女の子はほとんど高校生です。 だから世間的に見ればまだまだ青い若い18歳の私でもあの中にいれば何だか年くって見えてしまうのです。 そんなことはない、とお思いですか?いやいや… 私16の時からマックでバイトしてますけど、あの頃とは全然扱い違うんですよ。 お客さんからも、他のクルーや社員・店長からも。 ええ、所詮私は使い古しの口うるさいガミガミ女。 これでも1年半前はお客さんに口説かれたりして頬染めたりしてたのになあ。
今日の夜一緒に入ってたのは高校2年生のミキちゃん(仮名)。 この子は特に可愛らしく、高校生の男の子に大人気です。 カウンターに私と2人、同時に「いらっしゃいませー!」と言えばほぼ皆さんミキちゃんの方に行かれることでしょう… フフッ、別に悲しかねぇさ。 ミキちゃんは接客が好きらしく、客席の片付け・見回りにもよく行ってくれます。 私は客席に行くと決まって 「ねーちゃん、コーヒーおかわり」 とか 「灰皿取って来て」 だの 「トイレの水が流れないんですけど」 やら言われるハメになるので嫌いなんですよね、客席行くの。 だからミキちゃんが行ってくれるのは有り難い限りなのですが… ミキちゃんは私と違う目に遭って帰ってきます。
1回目、嬉しそうな顔をして戻ってきたので「どしたの?」と訪ねるとミキちゃんは 「お客さんに当たりクジ貰っちゃいましたあ~」 と、現在キャンペーン中のクジの当たり券をひらひらと見せたのです。 「そ…そう、良かったねえ」 「はい!嬉しいです~!これってコーラのSが貰えるんですよね」 そりゃあ良かったな。 たかがコーラのSと言えど、コーヒーのおかわりにパシらされるよりずっと良いじゃないか。 運の良いミキちゃんをちょっぴり羨ましく思っていたのですが、どうやら運ではなかったみたいです。
2回目に帰ってきた時、ミキちゃんが手に白い紙切れを持っていたので「それ何?」と訊いてみると 「何かお客さんに声かけられちゃって…(携帯)番号渡されちゃいました」 「捨てちまいなッッそんなもん!!」 ええ、僻みですよ。僻みですとも。 そんなん渡されるのは君が若くて可愛いからだろうよ。ああそうだろうよ。 私みたいな恐い顔した古顔女が行ったって皆番号を渡すどころか目を逸らして誰も近付いては来ないだろうよ。 羨ましい奴… この時私のミキちゃんを見る目は確実に恨めしいものへと変化していました。
そして3回目。 戻ってきたミキちゃんは少々困惑顔。 どうしたんだろうと思って「どした?何かあった?」と伺ってみると 「さっき客席でお客さんに写メール撮られたんですー…」 「その携帯叩き壊したれや!!」 アイドルかよオメーはよ!いつの間にファンなんか作ってんだよ! 1匹分けやがれコノヤロウ。 もう完全な僻みです。羨ましいです。
そんな訳でカウンターが憂鬱な今日この頃。 昔に戻りたいなー…なんて呟く私の姿を見てもそっとしておいてやって下さい。
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