気分刊日記

2007年10月21日(日) ミイラ取りがミイラな日々

只でさえ怠慢なわたしは、やらなきゃ行けない事を後回しにする。そのツケと言うか何と言うか、今週も無為に株券を消化しなくてはいけない。で、『大統領暗殺』『エディット・ピアフ 愛の讃歌』をれんちゃんである。つかれた、って言うか自分で言うのもなんだけど、つい一昨年くらいまで一日に5本とかみてたんだよね俺?もうそんな体力も気力も興味も無いよ・・・。

映画観て何かを学んで考える余裕が無い、明日の、この先の自分の事で精一杯に成って来てるんだもん、俺。でも映画観に行ってしまうのってやっぱり現実逃避ですね、だったらもっと楽しい映画にすれば良かったて、いっつも思う、先週も先々週も思った。でも、『エディット・ピアフ〜』は凄かったですよ!

大統領暗殺』・imdb
ちょっと酷い、捻りが無い。ってか疑似ドキュメンタリーって宣言しているからなんだけど、それが無きゃ単に事件をねつ造したに過ぎず、ユーモアも驚きも作者自身の視線も何も映画的な要素が全く見えてこないし退屈。

つまり、疑似ドキュメンタリーとしては凄く精巧で、テンポもよく、目指したものは間違いないんだと思う。でもエンタテインメントとしては退屈。

エディット・ピアフ 愛の讃歌imdb
20才〜47才まで演じた主演女優マリオン・コティヤール(32)は凄いし、可愛いしキレイ。しかし、凄まじい老け役っぷり!

さて、近年アカデミー賞でも主演や助演を中心に受賞作には伝記映画が多い。わたし自身も伝記映画は結構面白かった記憶がある。思い出しただけでも「Ray」「ウォーク・ザ・ライン」「8mile」「永遠のマリア・カラス」「ローズ」「バスキア」「フリーダ」etc。政治家や権力者のドラマも多いが、どちらかと言うとアーティスト、特にミュージシャン系の人生は波瀾万丈、貧困の生まれと成り上がり、挫折や酒と薬などお決まりのアイティムがそろい、(人類史においてこれと言った起伏もなく小指程の刺激しか味わう事の無い)その他大勢である観客の好奇心を引きつける事が多い。


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