声の音

2004年12月23日(木) 終わりを続けて続いていくもの

某合唱団の演奏会に行った。
ここ数年、自分の後輩達以外の演奏会など行っていなかったのだが
新しく合唱団を作り演奏会をするにあたり
色々な人に協力してもらっていて
今回もその縁で行ってみることにした。

行ってみたら、師匠とステージマネージャー、
そして後輩でもあり団のマネージャーでもあるAKちゃんと会った。

お互い1人だったのでAKちゃんと並んで謹聴。

どのステージもとても良い曲ばかりで
良いなぁ、歌いたいなぁ、と
全く人様の舞台を羨ましく聞いていました(笑)

最後に部長(らしき人)が、
「このメンバーで歌うのは今日限りですが、団はこれからも続いていきます」と言っていたのがとても良い気分になりました。
何年か、何十年かの歴史の中で
私が存在した4年間などきっと僅かな間です。
そして団に残せたものは更に小さく僅かな、
きっと「点」のようなものだと思います。
でもそれが、後輩に受け継がれて小さな点が線になったなら、
私がいた4年間はちゃんと「生きている」のだと
思える気がしました。

アンコールは「時には昔の話をしようか」でした。
3番で、あの日々が無駄だったとはおもわない、という歌詞があります。
本当に。
今考えれば、恥ずかしくなるほど単純で
妙に燃えていて、騒いで悩んで
今ならもっと上手に対処できていただろう日々。
それでも、その日があるから、最後の定演で
あんなに気持ちよく歌うことが出来たんだと思います。

今日最後の舞台にたった、彼ら彼女達が
どうかそんな思い出を、何年か経った時に振り返ることが出来ますよう
ちょっとしみじみとした一日でした。


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水井ちな [MAIL]