声の音

2004年11月01日(月) 後にのこるもの

最近途切れがちだった日記です。
書こうと思うことはいつもお風呂場まで持って行って
そこで髪の毛のシャンプーと一緒に流してしまってるみたいです。

祖母が入院しました。
といっても、倒れたとかではなく
用心のためと、やはり初期の病状が出ているからなんですが
同居している大叔母もよろけた拍子に頭をぶつけ、
内出血が今、顔に降りてきて酷く青黒いあざになっています。

二人も、そしてもう1人の大叔母も(何人で住んでるんだという感じですが)
もう80才を越えていて
今までが年の割りに元気すぎたといえばそれまでなんですけれども。

それでも、もう少し、後ちょっと。
お願いだから元気でいて。
今回はなぜか、「死」と想像してしまって
ぞっとしました。

おかしくないんです、そんな日が来ても。
でも、そうは思えない。
祖母が死ぬ日が来るなんて、大叔母が死ぬ日が来るなんて
いつか、両親が死ぬ日が来るなんて。

そんな時、ほんの少し、今ここで自分が先に死んでしまえたら、
と思います。
そうすれば誰かの死に目を見ずにすむ。

でも、誰かの死を見取って、その辛さと哀しさを感じることが
後から生まれた私たちがすべきことなんだろうと
勿論死んだりはしないわけです。

祖母も大叔母も元気は元気なので、そこは安心です。


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水井ちな [MAIL]