もうすぐ合唱コンクールにでることになっています。 普段はどこの団体にも所属していないのですが 大学時代の恩師(笑)から声をかけてもらい コンクールのために集まった人たちで、ということで 今は練習の真っ最中です。
団体の核は、大学生です。 それぞれ各大学の合唱部ではありますが 人数の問題で、単独では活動は出来ても 演奏会が出来ない、という大学クラブが集まって 核となっている団体が出来上がったのは4年前、 言い出したのは私の後輩でした。
集まった団体でコンクールの大学の部にでようとしたとき 合唱連盟から「待った」がかかったそうです。 いわく「大学の部では参加を許可できない」
なぜでしょう? 勿論、単独の大学ではなく、複合によるものだから、 だと思います。
ではなぜ、複合ではいけないのでしょう? 出場者は皆、大学生です。
それでも連盟のコンクール規定には触れていないということで 彼女・彼達はコンクールに出場しました。
けれど、段々と規定が変えられ、 今年ついに、彼らはコンクールに 大学部として出ることが出来ませんでした。
考えた彼らは、では一般の部に、 そしてでるなら、大人数で出たい、と 大学の部では出られないOGや、OBを誘ってくれたのでした。
普段歌う場所の無い私や友人にとって、 それはとても嬉しい機会です。 誘ってくれたことがとても嬉しく 練習にも張り切って(笑)参加しています。
でも、ふと思うのですが。 どうして大学の部では出られないのだろう、と。
そして、連盟はそんな規定を変える前に 大学の部、のためにすることが一杯あるんじゃないか、と。
時代のせいか、不況のせいか、少子化のせいか、 大学でクラブに入る人はドンドン少なくなっていって その中でも音楽系はお金もかかりますし。 合唱は、アカペラやらゴスペルに押されて(苦笑) すごくマイナーな存在になってると思います。 「暗い」とか「地味」とかってイメージもあると思うし。
コンクールも、人数の減少で それまで大人数のグループに出ていた大学が どんどん少人数の方へ移動してきていたり。 正直、私の母校もそう遠くないうちに 廃部になりそうな感じがします。
そんな状況で、つまらない前例やら慣例やらで でたい、という大学生を締め出すのが 本当に必要なことなのか 連盟は考えなきゃいけないんじゃないかな、と。
いくら大学生が多くても やっぱり大学生は大学生です。 年季の入ったおば様叔父様とは 違う音楽が出来ると思うんですよね。 昔の私がそうだったように(笑)
ともあれ10日が本番。 それまでは、今うたえることに感謝しつつ 楽しみたいと思います。
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