町を歩いているとき、電車に乗っているときなど 時折「オタクのお嬢さんかな?」と思わしき人を見かけます。
カジュアル、と言えないこともない服装(たいていジーンズ) 何故伸ばしているのか分からないロングヘア(もちろん黒髪) ノーメイク でかい布バック … そして、割と多いのが 「蛍光色のゴムで髪をくくっている」 人ではないかと思うのです。
もちろん、カジュアルでロングヘアでノーメイクで布バックの人は 結構多いと思いますが、 そこは同属なのか(…)なんとなく分かるきがするんです。 更に、という点で蛍光色のゴム使用だと 私の経験上オタク率は100%です。 というか、オタクのお嬢さん以外で使ってる人を見たことがない。
今日電車で見かけたその方は蛍光イエローのゴム。 色褪せかけた?黒白ボーダーTシャツと黒ジーンズに 全く似合ってません。 髪の黒さもあいまって違和感に満ちてました。
彼女は混雑した地下鉄内でドアに向かうように立ち 本を広げていました。
新書サイズ、某書店のカバー、段組無しの見慣れたフォントサイズ… 正直外れてくれ、と思いました。 私の思い過ごしであって欲しい。 いや、例えばちょっとオタク向けでもファンタジーとか。
ですが、こっそりと盗み読んだ文章は…
「これは『口付け』とか『接吻』とかいうものではないだろうか」 「そんな俺を見て○○は不敵に笑った」 「離さない、君はもう俺のものだからね」
…あぁぁぁ!もう、大当たり! 間違いなく、ボーイズラブ、と呼ばれる 男の子同士の恋愛を書いた女の子向け小説です! 垣間見えた挿絵もそれだったし!
…良く考えると、人一人挟んだ後ろから必死で様子を伺う私も 大分怖いものがありますが。
別にカジュアルだったりノーメイクだったりする お嬢さんが嫌いなわけでも、偏見があるわけでもなく まぁ別に蛍光ゴムでもいいとは思うんですが ただ私の見てきた蛍光ゴム使用のお嬢さんは 大概が
「イタイ」
お嬢さんだと思うのです。
ラッシュで混雑する電車の中で、そういう本を堂々と立ち読み しちゃうのもどうかと思うし、 裸の男同士がくんずほぐれつしてる挿絵を 思い切り広げて読むのもいかがなものでしょう?
そう考えると 服装を省みることが出来ない TPOを考えることが出来ない、というのが 「洋服に合わない蛍光色ゴム使用」に通じるものがあるのではないかと。
言っても私もオタクでおしゃれには程遠い人間ですが とりあえず、混んでる電車でえろ本はやめようよ、と。 同じ腐れ女子として恥ずかしくなった帰り道でした。
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