昨日ゆきちゃんから電話がありました。
何、と言うことはなく、愚痴のような惚気のような。
でも、嬉しかったです。

ゆきちゃんは、０か１００かの嘘しかつけない人です。
そんな自分を嘘つきだと言うけど
そう言うのは、可愛い嘘だと思うのです。

先日残業をしたゆきちゃんは、帰りに痴漢に遭いました。
逃げた拍子に手首を痛め病院に行きました。
週末は好きな人とドライブに行く約束だったのですが
手首が痛くて運転できそうにないので電話をしました。
「週末、ドライブできなくなったの」
「なんで？」
「車使えくなって・・・」
「そっか、じゃあ来週は？」
「来週も…」
「なんで？何かあったの？」
「ううん、なんでもないよ」
「昨日帰りも遅かったみたいだし」
「いや何もないよ」

結局ばれて、その痴漢を殴ってやる、と息巻いていたそうですが。

全部隠そうとするから返って怪しまれるのだと
気付いていなかったみたいです（笑）
残業のことは言えば良かったのに。
歩いててこけたことも手首を怪我したことも言えば。
痴漢にあったことを言いたくないなら
そこだけ隠せば良かったんです。

好きな人への態度だって。
今その人に恋人がいるからって、全部隠そうとするから
辛くてたまらなくなるんじゃないかと。
まだ好きだからね、と言う気持に
冗談という嘘を半分かけて言えばいいんじゃないかと
そう思ったんですが。

結局３時間ほど話しました。
その後、創作を書いてたので泣きそうな時間になりました。

そして私は嘘つきですので。
彼女へのアドバイスも。
そのまま別れればいいのにと言う気持を嘘で覆ってます。
この日記は嘘を書かないようにしていますが（日記ですし）
今日のゆきちゃんに起こった出来事は
嘘です。何割か。