言葉のサラダ
黄と藍



 空が浮く

額を飾ってよ
約束の蒼い縁
軽い木で出来た
大きな額がいい
近くの店にも無い
特注のデザインで
長い階段の直ぐ横に
目立たない地味な額
段々みんなに見られて
額も得意な顔になって

中の賞状より立派に見える
目的の知れぬなにかの賞状
だれにも気付かれないように
そっと額にメッセージを書き
返さなきゃだれにも知られない
そんな額を今から買いに行こうよ
嘘を付いたら舌を抜いてやろうか
無理やり引っぱってってあげるから
何処か知らない遠い寂しいところへ

2003年01月13日(月)
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