2004年05月15日(土) |
連日徹夜、友人宅にてAvril三昧。 |
今週、ひとつの山を越えて課題・ショーの準備の方も進歩がありました。 恐ろしいことに5/5から殆ど寝ないで作業をし、5/12は家に帰ってる暇もないので友達の家で作業です。 ちょうどアヴさんの2ndの発売日だったので友達がアルバムをHMVで買っていました。 (私も買う予定でしたが、地元の新星堂で買いたかったので発売日には買わなかった) で、友人宅にて夜な夜な作図しながらアルバムを聴いていました。 1曲1曲、始まるごとに「この曲のプロデューサーは誰だろう」と確認しながら聴いてました。 だってこのアルバム、プロデューサーの違いが如実に現れてて面白いんだもの。 「これはドン・ギルモアだ!こっちの曲はブッチ・ウォーカーだ!」 と、曲を聴くだけでプロデューサーの名を言い当てる私。一般リスナーの友達は驚いていました。 今時の鬼才を集めて作っただけあって、とんでもない名作ですよ(笑) ま、集められるだけの力とセンスはアヴリルの実力の内ね! 7曲目、何か引っ掛かるなぁと思っていたら、ベン・ムーディーの曲でしたか。 やっぱりベンは天才だと思うな。彼は本当に良い曲を作る。 単にヒットするとかしないとか、そういう事じゃなくて(ヒットするかもしれないが) なんていうか、アヴリルのアルバムを買おうか迷っている人がこれを聴いたら、きっと買いたくなると思う。 控えめで地味な曲かもしれないけれど、ぐっと引き寄せられるものがある。 アヴリルの歌い方も良い。アラニス・モリセットにだって近付けるくらい良い。 17歳じゃない、19歳のアヴリルが居る。 はっきり言って、デビューアルバムは玄人を唸らせる出来ではなかった。 どこか消化不良ですっきりしない「普通でつまらない」アルバムだった。 でも2ndは違う。アヴリルらしさと世界に名だたるプロデューサーの仕事ぶりのおかげで、かなり良い出来。
アヴリルは私よりひとつ下。 だから歌詞も共感出来る。強気なところとか、19歳の私だったら同じことを言っていたな。 今の20歳の私には、ちょっとハードで、聞いてて息苦しいところもあるけれど でも、21歳になったらすごくこの歌詞に魅了されちゃうかも。 なんだろう、偶数年って弱気で、奇数年って強気なんです。 奇数の年に何でも恐れずにバンバンやって、とにかく爆発してみて… それでも偶数の年に「私ってこれで良いのかなぁ」と戸惑いながら生きてる。 今は偶数なのでちょっと弱気。アヴリルを見ていると、彼女は強気で突進し過ぎてて 逆に彼女が弱気になってるところを見てみたくなる。すごーい気になる存在です。 多分、これは勝手な憶測だけど、アヴリルもきっと偶数年には弱気になるんじゃないかと期待してる。 だから、今度アヴリルがアルバムを出すのは来年か、22歳の時にして欲しいなぁと思う(笑) ま、そんな私の個人的な話は置いていて、とにかくこのアルバムは「うんうん」とうなづきながら聴くアルバム。 1stが何で売れたか私にはわからないけど、2ndは売れたら理由がわかる。 日本意外の国のリアクションが楽しみだ。 今までは「この小娘が、何が武道館公演だ。生意気なやつ」と小馬鹿にしていたけれど 新作の出来に脱帽しました。深くて奥に突っ込めるアルバムだよ。 「UNDER MY SKIN」 アルバムタイトルも良〜ぃんじゃない。よく付けた! デビューアルバムは肌が荒れてしまうような安物の化粧水だったら、 2ndは潤いをたっぷりくれる優秀な化粧水かな?肌馴染みが良くて、頬に良く染みてきて、効く〜!って感じ。
こっからはショーの話。 私はポスター作成係長(笑)なんですけど、これがまたまた、ぶっ飛んだ事を考えていて 周りの人々を唸らせています。というのもポスターはインパクトがあって皆に見てもらえないといけないから ただ絵を書いて印刷するのも楽しくないんじゃないかぁと思いました。 それがまた、今回のショーのテーマが「歌」なので、幸運にも私の得意なジャンル。 もうこれしかナイ!ってくらいの、とびっきりの案を考えて、他のポスター係りの子に話しを持ちかけました。 ポスター係りは私を入れて3人。みんなそれぞれ変な子で頭がちょっとおかしくて人と違う事をするのが好きなタイプ。 だから私の意見に笑いながらも賛同してくれて、やる気満々です。 そしてパンフレットの雰囲気と近いもの(というかお揃い)にしなくてはならないので、パンフの子にも意見を聞いたら パンフ係りの子はちょっと引き気味でしたが、助手の先生は「良いんじゃない、新鮮で」と言われたので とりあえず、この企画でデザインを作ってみようと動き出しました。 週明けにでも、もう一度ポスターで話合って、お偉い先生方に案を提出して通ればOK! サンプルを作って持って行くのが楽しみですよ。 今時、ポスターの絵なんてよっぽど素晴らしい絵か写真じゃないと、印象に残らないと思うんだ。 世の中には素晴らしい物が出尽くしているから、人々の目は随分と養われているので 私がいくら素敵な写真を撮っても、私がいくら素敵な絵を描いても、どうって事はないんだと思うんだ。 素敵な事が当たり前なんだから。 でも、その当たり前なことを当たり前に素敵にやるのなんて、つまらん! それはそれで素敵な物になるかもしれないけど、やってるこっちがつまらないのはダメだ。 だいたい掲示板には常にポスターが貼りまくってあるから、ただのポスターでは通り過ぎられてしまう。 そんなの嫌だ。群集の中の名もない存在になりたくないってBON JOVIが言ってるように、 このポスターもポスター史上に名を残すくらいの面白いのにしたい。 みんなには半分「馬鹿だなぁ」って思われているけれど、やってみないとわからない。 というかやってみたい。実験的なことが好きだから、人を驚かせるのが好きだから。
で、その案というのが…馬鹿だって言わないでね。 レコードを貼るんですよ。レコードをポスターにするんです。 中古の100円とかで売ってるの、あれを買ってきて利用するの。 今時の20代の子なんてね、レコードを見る機会が少ないから、きっと物珍しいと思う。 実際に、ちょっと貼ってみたんですよ。掲示板にロジャー・ウォーターズのレコードを(笑) ポスター係り3人で、その様子を観察していたのですが「黒光りの円形物体が何故か貼ってある。何これ…」 って通りすがる人みんな見て行きました。「なんだろう、これレコード?」って触って見る人とか 「誰かの忘れものかなぁ?」って見てる人とか、とにかくみんな指を指して注目してる。 その様子が面白かったし、これはイケル!って思った。 ショーのレーベルデザインも作って、透明なビニール素材の布でレコードカバーを作って それにシール(ここにショーの開催要項を書く)を貼って、何気にバーコードとか書いて そのバーコードの数字が実はショーの日付で…(笑) 去年、ショーのポスターでCD-ROMが貼ってあるのがあったけど、あんなんじゃインパクト小よ。 やっぱりここは、どっかんと一発、大きな黒い円盤が良いでしょう! あれが壁に貼ってあったら、非日常的で違和感あって面白そうだよ。 みんな触って行くと思う。触らなくても、触ってみたいと思ってるハズだ。 ショーが終わってポスターを回収した時に、レコードに沢山の指紋が着いていることが狙いです。 ポスターを見てもらいたいんじゃなくて、触ってもらいたい。 どう?この考え方、進歩的だと思わない?(笑)
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