2006年12月24日(日) : そんなこんなで

 本編続きに着手。
 久しぶりにおっさんが登場するシーンを書いてます。どーでもよくありませんが、おっさんは偏執狂だと思います。もうすっかりそういうキャラだ、というのが自分の中で定着してしまったので、割とキャラクター的な揺らぎはない……と思います。多分。

 揺らぎと言えば。
 当初、レオンハルトとカインのイメージって、逆だったんですよ、どっちかというと。それは、『Shadow Saga』という形になる前なんですけど。
 レオンハルトよりもカインの方が、ずっと骨っぽかったというか……イメージの話ですけど。レオンハルトの方が、不分明な感じだったんですよね、何となく。というより、いまいち、レオンハルトが何考えてるのか、私が把握してなかったのかもしれません。カインの方が、すっきりきっぱり、で。
 実際、レオンハルトが「漢だ……!」と思うようになったのは、こうやって改稿を始めてからです。特に、アルテミシアの存在をクローズアップすることで、レオンハルトのキャラは完全に確立できたように思います。自分を大事にしない彼には、かけがえなく大切な人、がどうにも必要だった模様。
 で、カインが不安定なキャラになってしまったのは、彼自身の素性自体は変化は無いんですよ、一応。ただ、それにあわせて、カインが記憶を失う前に自分のことをどこまで知っているか、というのが、やっぱり改稿という作業の中で変化していくわけです。より整合性を求めて、というと大げさですが、「いくらなんでもコレを知らないのは不自然だろ」ということで。それを反映させるためにも、カインは色々と不安定なのです。
 カインが記憶を取り戻す前に、素性の一端は明かしますが、それをばらすのがおっさんというのはなあ……(苦笑)。
 そんでもって、過去のカインを取り巻く人間関係がややこしくなりました……。

 勿論、今、「薔薇と妖精」に登場しているライーザも、カインの過去に関わりがあります。大方の人は、彼女が何者か、予想がついてるかと思いますが……。









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