2006年11月29日(水) :
悪役書きたい病
時々、来るんですよねコレ。 もー狂った哄笑を響かせながら、人を人とも思わずに踏み潰して、最後の最後まで改心なんかせずに、悪役のまま主人公に倒されるっつー。 こういうのを出そうと思ったら、新しい話を書かなきゃ駄目だと思うんですが。悪役には悪役なりの美学っつーか信念があるっつーか。同情とかそんなのは一切いらん、みたいな。何か『幻想水滸伝2』のルカ様みたいだ。 別に人殺し礼賛とかそういうのでは全くないんですが、そういう悪逆非道を倒す展開の方が、すかっとするんじゃないかなーとか。
今の話でそういうの出すとしたら、一応、実は1人候補がいたりします。 おっさんじゃないですよ。おっさんは高笑いするキャラじゃありませんから。含み笑いしかしなさそう。 えーと実は。カインなんです。 最後の最後まで、というのが無理なんですが、物凄い悪役っぷりを……観点が違えば披露できるんですけどもー! レオンハルトは駄目です。悪役じゃない。フリードリヒ達の側から見たら、確かに敵なんですけど、感情とかが制約されてるから、自発的にあんまり動かないし。カインの場合は、まあ色々あって憎悪と狂気に支配されちゃったりしたりしてたので、もう躊躇とかそういうものが皆無。 あー皇帝もいたな。グレゴール皇帝も、比較的そういう悪役に近いところはあるのですが、しかし、この人の場合、曲がりなりにも建設を求めていたわけですからねえ。カインの場合は、とにかく壊す殺す滅ぼす、というのが目的だったりしたわけで。でも、これがカイン観点からになると、悔やんでも悔やみきれない過去になるからなー……。
……ってこれ、微妙にネタバレ? まあまあ細かいことはキニシナイ! お前が気にしろって? ごもっともです……。
結局は悪役が書きたいが結論。
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