*いつか帰るところ*


 2014年01月26日(日) 2001年12月6日(木)へ

ずっと私を騙していた「あの人」。
結婚も出来ない、一人身の私に対して、嘲笑うでしょう。
「あの女はずっと独り身で貰う手もいない」って。

当時私は25歳。
私はもう37歳。
もう12年。
37歳独身。生きていて意味がない年齢。

12年、必死に働いてきた。
でも、いつも「あの人」の呪いが、私を襲う。

「誕生日に別れを言われた女」
「他の女の結婚させられた女」
「何十年も努力したピアノを辞めさせられた女」

「あの人」が私にした事が、ずっと私を呪う。
「あの人」が私にした事が、私の人生は、消えたと同然。

働いたって意味がない。
生きていたって意味がない。
前向きになっても意味がない。
だって私は、「あの人」に25歳の時に、殺されたのだから。

私に対してピアノを辞めさせた。
「ピアノを辞めたら俺が保障する。
 だからピアノを辞めてくれ。
 そして一緒に転職して、一緒に頑張ろう」って。
これは2001年11月23日(金)に「あの人」は私に言った。

私は言葉には言い尽くせないほど努力して音大に合格した。
夢を現実にする為、並大抵以上の努力をした。

「あの人」を信じた。
「あの人」は、私がピアノをしている事を認めなかった。
何度も私は、ピアノで頑張ってきた過程を話した。
でも、「あの人」は一つも覚えていないし、聞いてもいない。

2001年12月6日(木)私の25歳の誕生日。
「あの人」は私に「一緒に頑張ろう」と言い放った数日後、
私に対して、一方的に別れを言いました。
「彼女を妊娠させたから、結婚するから」って。
手切れ金は、たったの30万円。
私が何もかも犠牲にして頑張ってきた過程を、
たった30万円で片付けた。
音大に行くのに、どれだけの学費やレッスン代、
犠牲があると思っているのよ。

父が、母が、妹が、30万円以上の援助で、
私が音大に行って、結果を出した事を、
「あの人」は、全て、ぶち壊したんだ。

私は死に物狂いで、この先、生きようって頑張った。
「私は間違っていない」

でも、ダメだった。私には、
「ピアノを辞めさせられた」という現実が、一生付くのだ。
何故?私はこんな仕事をしているの?
私はピアノ講師になる為に、必死で死に物狂いで頑張ってきたのに。

職場に25歳の子が何人かいる。
とても若くて、キラキラしている。
私は、その輝きを、「あの人」に壊された。
何度も頑張っても「あの人」に壊された現実があるからこそ、
輝きを持つ事は出来ず、37歳になった。

私は、何もこれから先、見る事も出来ない。
それは「あの人」に壊されたから。

いきなり2003年6月16日(月)に、「あの人」と、
脅迫結婚した女からメールが着た。
「何十年ピアノをやってきたからって何な訳?」と。
よくぞ私の努力の過程も知らないで、言いやがって。

後日、「あの人」は、
「俺は「ピアノを辞めろだなんて言ってない」と言った。
じゃあ何で、ピアノを辞めさせられて、
死にながら生きている私が存在するの?

「あの人」とは、【●●●●●●】という会社に勤めている
「● ●●」という人です。
私に対して「一緒に転職して頑張ろう」と言い放ちました。
未だに、その会社に勤めているようです。

私はどんなに今の与えられた生活を努力して頑張っても、
「あの人」と「あの人と結婚した女」にされた事により、
私の努力は無駄である事を思い知らされて、
ボロボロに死んでいる中、生命だけ保たれているのです。

私は「ピアノ講師」である私で居たかった。
ブチ壊したのは「あの人」。

「子供がいて幸せです」だって。
永遠の犠牲者は、私。

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橘 雪子
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