血液検査

 朝起きてトイレに連れていくと、自分でちゃんとすわっておしっこ。ねたションはきのうだけだったか。それに、よたよただけどなんとか歩けるようになっている。

 きょうは検査の日。ドキドキだったけど、BUNとクレアチニンはどちらも少し下がっていた。貧血も改善。でもカルシウム値が少しずつあがってきている。これがもっと進むと今度は急性心不全の危険性が出てくるらしい。ひとつよくなれば別のところが悪くなるなぁ。薬がひとつふえる。でも歩けなくなったときにもらったステロイドはきょうで終わり。体重はまた減っていて2.32kg。

 病院から帰ってキャリーをあけると、また中でうずくまったまま出てこない。しょうがないからそのままにして、わたしは薬の準備などをしていた。そのあと「さ、にょらちゃん出ましょ」とキャリーをさかさまにしようとしたら、ん? 軽い。中はからっぽだった。あたりを見回すと、リビングを悠々と横切るにょらの姿が。なんと、普通に歩いている。朝はよたよただったくせに〜。不思議な子だねえ、あんたって。

 ごはんは市販のカリカリを少しと療法食の強制給餌。経腸栄養食も。この経腸栄養食は、にょらはまんざらでもなさそう。注射器で口の横からちょっとずつ入れると、口をくちゃくちゃさせながら飲み込む。子猫にミルクをやってるみたいで楽しい。粉をなめてみると、甘くない粉ミルクの感じだった。まずくはない。でもこれは、栄養価は高いけど高たんぱくでもあるので、近々やめるつもり。先日、ネットで知った腎臓病用の経腸栄養食を注文したのだ。

 缶詰の強制給餌もだいぶじょうずになってきた。正座してにょらを股にはさむようにむこう向きにすわらせ、左手で口をこじあけて右手の人差し指でにょらの上あごになすりつける。いろいろやってみたけど、正面からより後ろからのほうが絶対うまくいく。あまり入口のほうだと吐き出すので、できるだけ奥のほうになすりつけるのがコツ。量が多すぎても吐き出すので、ゆっくり少しずつ。にょらの抵抗もはじめの頃ほど激しくなくなってきたけど、途中でいやになったらわたしの股に顔をうずめるようになった。こんなにいやなことばっかりされてもなお、わたしにくっついてくるなんて、かわいすぎる。

 きのうは点滴の流れが悪くて250ml入れるのに12時間もかかったけど、きょうはまずまずのペースで300mlを9時間で終了。にょらもよくがんばります。



2003年10月23日(木)
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