新宿コマ劇場へ行って来ました。 第1部と第2部に分かれていて、第1部はトークショー。 梅田で先日行われた際とメンバーが入れ替わり、のるさん(NORU/稔幸)、りかさん(紫吹淳)、ちずさん(美々杏里)、さえちゃん(彩輝なお←いつの間に平仮名に?前は彩輝直だったよね?)。 りかさんは、もうじき初日の舞台「タイタニック」のお稽古中だからか、登場は6日のみ。 この日もお稽古を抜けての出演だったそうです。 まずウィーン版のミュージカル紹介の映像が流れる。 ナレーションは英語だったのだけど、どこ向けに作ったんだろう。 そして、1人ずつ現役時代の映像を流した後に登場。 最初はちずさん。 現役時代に雪組(東京公演)・宙組・月組と出演し、雪組では夜のボートの場面のお婆ちゃん役・世界の美女・女官等。 宙組では女官長(にょかんちょうではなくじょかんちょう)のリヒテンシュタイン役。 月組では宮廷唯一の男と言われた皇太后ゾフィー役。 更に歌で綴られていくミュージカルなので、歌の上手いちずさんはコーラスに借り出される事も多く、ソロナンバー以外は全ての曲を本番で歌った経験があるとか。スゴイ ゾフィーを演じていた人と同一人物とは思えない位、声も話し方も可愛らしい方でした。 そのちずさんの話がひと段落すると、「ゾフィーを演じた月組公演で閣下役を演じた」と前置きがあり、さえちゃんの映像へ。 映像の後にさえちゃんが登場するも、可愛い〜 顔ちっちゃい〜。 次はりかさん。 映像の後に登場したら、ちょっと笑いが漏れていて「なんで笑うんですかぁ〜!?」っと。 いや、きっとあまりの変貌に。 だってあの写真のルキーニがシャル・ウィ・ダンス?でビヨンセ風に踊っていた人と同一人物とは思えないんだもん。 お髭が肌荒れちゃって大変ってお話ししていました(星組公演のときに革命家役でお髭をつけたさえちゃんも同意してた)。 でも、糊を点々とつけるからそこだけ荒れちゃうって言ってたので、その糊を付ける位置を毎日少しずらしてもダメなんだろ〜か?と思ってしまいました。 最後はフランツ皇帝陛下ののるさん。 自分とりかちゃんの写真が10年前の物だと言う事で、さえちゃん達は2年前のでいいよね〜と。 さえちゃんは10年前の公演のが出てきたら泣くとか言っていたような? そうこうしていると作曲家のシルヴェスター・リーヴァイ(Sylvester Levay)さん登場。 「×××でござる(←忘れちゃった…)」と挨拶し、会場爆笑。 リーヴァイさんとの話を少しした後に、ウィーンメンバーが3人登場。 エリザベートを1000回以上演じているマヤ・ハクフォート(Maya Hakvoort)さん トートを500回以上演じているマテ・カマラス(Mate Kamaras)さん リーヴァイさんに演じた回数はそんなに回数は多くないけどルドルフのベストと言われたルカス・ペルマン(Lukas Perman)さん ルカスが本当にかっこいいもうルカスに釘付け だって、開演前は「要らない」と言って買わなかったルカスのサイン入りポストカード(¥100)を幕間に買いに走ったもん! まぁ、ポスターの髪型よりも長くて、ポスターの方がかっこよかったけど(例えドラゴンボールのトランクス似でも…) 他の人の感想は… マヤさん→なんか本物のエリザベートって頬がふっくらしているのに、この人は頬骨出てるなぁ… マテさん→エリザ役より背が低くないか?なんかちょっと中肉中背で生命力に溢れているのにトート?(トート=Tod 独語で「死」の意味)あと、横顔が吉田秋生の絵に似てました。 登場するなりマヤ「あけまして」マテ「おめでとう」ルカス「…?……!ゴザイマス」とご挨拶。 文ルカスは今ヨーロッパで大評判の「ロミオとジュリエット」に出演していたため、一時エリザを離れたそう。 でもリーヴァイさんが「ルドルフでベスト」と言ったので、「(ロミジュリ出演の為)離れたの許してくれるよね?」と。 そんなこんなでトークショーは終わり。 のるさんとさえちゃんは隣同士に座っていたんだけど、2人とも座り方が男役座り! 最後に立ったんだけど、立ち方も男役っ! まぁ、のるさんは2部でフランツ役を演じるため、黒のロングブーツ+男役っぽい格好だったしね。 しかし、お子さんいるとは思えない体型でした。細っ! さえちゃんは黒のパンツスーツ。 そうそう、のるさんの隣にルカスも居たんだけど、2人とも足長い! でもなんか印象が違うなぁ〜と思っていたら、のるさんは全体的に足が長くて、ルカスは膝上は長くないけど、膝下が長くて全体的に長いんだと分かりました。 2部はリーヴァイさん指揮によるコンサート。 オーケストラが舞台に上がり、その前のスペースでマヤさん・マテさん・ルカス・のるさんが入れ代わり立ち代わり熱唱していきます。 10名くらい日本人コーラスが居ました。 演奏は結構エレキベースの音が効いていて私好みでした。 ベースが音量ある演奏がスキなんだよね、私。 演奏されたのは以下のとおり 1.プロローグ トート:マテ 2.愛と死の輪舞(ロンド) トート:マテ 3.嵐も怖くない エリザベート:マヤ・フランツ:ルカス 4.最後のダンス トート:マテ 5.私だけに エリザベート:マヤ 6.闇が広がる トート:マテ 7.私だけに(リプライズ) エリザベート:マヤ・トート:マテ・フランツ:稔 8.キッチュ(インストゥルメンタル) 9.私が踊る時 エリザベート:マヤ・トート:マテ 10.闇が広がる(リプライズ) トート:マテ・ルドルフ:ルカス 11.僕はママの鏡だから エリザベート:マヤ・ルドルフ:ルカス 12.夜のボート エリザベート:マヤ・フランツ:稔 13.エピローグ エリザベート:マヤ・トート:マテ 14.カーテンコール 2.愛と死の輪舞(ロンド) この曲は日本版のために作曲された曲で、日本版以外ではハンガリー版にしか登場しないそう。 マテさんはハンガリー出身でハンガリー版でもトートを演じていたので、この曲だけはハンガリー語で歌われました。 ドイツ語の歌詞は存在しないのでね。 全然ドイツ語とは違うのでビックリ。でも貴重だったなぁ。 梅田では姿月あさとがトートを演じたので、日本語版だったと思われます。 3.嵐も怖くない ルカスがルドルフとして登場する時の衣装のまま(と言っても黒のスーツ)のまま肩にスカーフを纏いフランツとして登場。 恐らく言葉の問題だと思われます。 ユニゾンが続くので、のるさんじゃあ厳しかったんでしょう。 そうそう、デュエットがユニゾンに終始しているの。 宝塚版の場合、ずっとユニゾンだと上を歌う娘役は高すぎて厳しいので、途中で音がガクっと下がるんだけど、本物の男女で歌うと声域が違うからずっといけちゃうんだよね。 なんかちょっと単調……。 4.最後のダンス もうマテさん大熱唱。 シャウトが凄かったです。 だが、熱すぎて死のイメージからは遠く離れ…。 やっぱり日本と西洋では死の観念が違うのかな。 5.私だけに マヤさんの歌声って本当に透明感があってキレイ。 8.キッチュ リーヴァイさんに促され手拍子 インストなんだけどリーヴァイさんが「キッチュ!」って所で客席を振り返るので「キッチュ!」と叫びました。 トークショーでキッチュの意味を説明してくれたので、その意味を噛み締めながら聴くとまた違った印象でした。 観光客用に大量に作られたお土産物をキッチュと表現するそう。 ココでは色んな出来事も客寄せ用に使われる事を含めてキッチュと表現してるらしい。 9.私が踊る時 マヤさんの目力が凄かった! エリザとトートが睨み合いながら舞台中央をくるくる円を描きつつ歌うんだけど、マヤさんは全然マテさんから目を反らさないの。 ずっと睨んだままでした。 10.闇が広がる(リプライズ) コレ最初はドイツ語で歌っていたのに途中から日本語へ。 ヤ・ミ・ガ・ヒ・ロ・ガ・ル うっわ〜!ここだけDVDにして販売してほしいわ。 もうとにかくルカスらぶ 11.僕はママの鏡だから ママだから「mutter」って単語が出てくると思ってたのに、全然出てこなくて。 セリフで「mama」って出てきてガクっ。 他は「kaiser」位しか分かる単語出てこなかったんだもん…。 12.夜のボート のるさんが最初は日本語だったんだけど、ユニゾンの所でドイツ語に! 13.エピローグ 昇天の場面です。 宝塚版と違いましたね。 東宝版は見ていないから分からないけど…。 日本語の歌詞だと連れて行って 闇の彼方遠くの後、トートがエリザにキスをする→エリザが死ぬ→トートはエリザをお姫様抱っこ 死の口づけってやつ? 演出的にはこっちの方が好き。 カーテンコールのマヤさん、普通にお辞儀していたんだけど一応ドレス着ていたしお辞儀じゃなくて沈み込むように膝を曲げる挨拶やって欲しかったなぁ・・・。 あと、結構眉間に皺を寄せて同じ表情だったのが気になったかなぁ〜。 表情だけならアサコベート(月組公演で瀬名じゅんが演じたエリザ)の方が好きだなぁ…。 本公演は東京はコンサート形式になってしまうので、セットも再現する大阪公演に行こうかと思います。 ルーカスのルドルフをもっと観たいんだよぅ |