煩悩のままに生きてます
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2002年05月17日(金) 救命救急

ちょっと聞いてくれ!

実は今日会社で事件があった。
いや、事故というべきか・・・・

工場内の広場で就業中の出来事だ。
俺と友人で部品ラックのレイアウトを検討していた。
周りには派遣社員の男が一人立っていた。
勃っていたわけでわない。<ヲイ

やいのやいのと興奮してのディスカッション。
休憩も忘れて話しをしていたら
ドサっ!という音がした。
何気な〜くそっちを見ると、な!なんと!!
派遣の子が倒れてんじゃんか!

「おいっ!倒れたでぇ?」
「うわっ!マジかよ」

びっくりだ。
マジでひっくり返ってやがる。
立位から受身無しで倒れたのであろう、
耳たぶが切れて出血している。
目は半開き、顔色は白い。
友人が「おい!しっかりせんかい?」と尋ねるも応答無し。
俺は動転していた。
だけど頭の中でTV「救命病棟24時」がめぐっていた。
冷静に考える・・・
俺は何をすべきか・・・
気道の確保か・・・・?
そうだ!気道の確保だぜ。
と思い呼吸を確認してみた。

ぐぅ〜〜〜・・ぐぅ〜〜〜〜・・・
「ヲイヲイ!寝てけつかるで?コイツ」
呆れ顔の友人。
そうなのだ、コイツは倒れていびきをかいている。
気道の確保は不要だ。いびきだもん。
「寝不足ちゃうんけぇ?」と、ソイツに掴みかかろうと
友人が動いたと同時に俺は慌てて静止した。
「ちょ、ちょっとまてよ!」
「なんやねん?」
「触るなよ」
「なんでや?」
「いや・・」
確証は無かったがどうも不自然に思えたんだ。
だって、有り得ないだろ?
寝不足っていってもだよ?
ドサっと倒れりゃ気付くだろ。普通。
しかも耳切ってんだぜ?
それなのにグーグーいびき・・・おかしいでしょ。

とりあえず上着をかけて救急車を呼んだ。
医局員が到着し、事情も説明。
あれこれと診察していた。
1分程度で救急車はカレを乗せて行っちまった。

ドキドキしながら仕事を続けた・・・

派遣会社の責任者が挨拶にきた。
なにやら血栓が脳の血管を詰まらせてしまったらしいのだとか・・・
イビキは脳梗塞やら心筋梗塞の際に起きる症状だとか。
動かさなくて大正解ということも。

良かったぁ!!間違ってなかったよぉ〜〜〜
いや、本人にしてみれば良くはないけどな。

開頭手術をしていてまだ終わってないらしかった。
死にはしないとのことだが、障害が出るかどうかは疑問とか・・・
う〜ん・・いやだいやだ。
そんな話しは聞きたくないね。

若干でも冷静に判断できたことは良かったと思う。
でも実際に呼吸が停まっていたなら
俺は人工呼吸をすることができただろうか・・・・?

もし身内だったら・・・?
ゾっとするわ。



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