与太郎文庫
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2010年10月09日(土) |
絶縁状発見 〜 魯山人から一三へ 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20101009 http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000 http://www.enpitu.ne.jp/tool/edit.html Ex libris Web Library;魯山人から一三へ(19431009-1017) http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20101009-OYO1T00359.htm ── 魯山人の「絶縁状」見つかる、小林一三に非難の文言 陶芸展めぐり、阪急広報誌に激怒 見つかった魯山人の手紙。1943年10月9日付は巻紙(上)、同 17日付は原稿用紙4枚にわたって怒りをつづっている 陶芸や絵画、書などで活躍し、美食家としても知られた北大路魯山人 が、阪急電鉄創業者の小林一三にあてた<絶縁状>が見つかり、8日、 逸翁美術館(大阪府池田市)が発表した。原稿用紙4枚に非難の文言を つづった手紙もあり、同館では「芸術家肌で狷介(けんかい)と言われた 魯山人の性格を裏付けるような自筆資料は珍しい」としている。9日か ら同館で公開する。 館の新装移転に伴って小林の旧宅だった旧館(現・小林一三記念館) を整理中、屋根裏から見つかった約3000通の私信の中に、1931 〜43年に届いた魯山人の手紙6通があった。茶道に造詣が深かった小 林は、魯山人が頭角を現した昭和初期から高く評価し、大阪・梅田の阪 急百貨店で陶芸の展覧会を度々開いた。 43年10月にも開催予定だったが、同社の広報誌の記事に引用され た「(戦時中という)時節柄、どんなよいものでも高くてはいかん。 (中略)少しでも安く売るやうにし給へ」との小林の言葉に魯山人が激 怒。 10月9日付で「安くて買(かえ)ると云ふハ金高之問題なりや実貨価 値を論するものなりや」などとする手紙を書き、送りつけた。 また、同17日付の手紙では、「づに乗って馬鹿になり切つた」 「猪口才にして笑止千万」「意思の疎通絶無」と記事を執筆した編集長 を罵倒。「これが貴下のお気に入ってゐるとあつては摩訶不思議」など と小林を責め、展覧会中止とわび状の提出を申し入れている。以降の手 紙はなく、同展が開催されたか否かも不明という。 9月の書簡は2人の親密さを示す内容で、記事掲載まで両者の関係は 極めて良好だったようだ。同館の伊井春樹館長は「芸術文化の大衆普及 を志した小林との芸術観の相違に加え、36年に東京・星岡茶寮を解雇 され、経済的な事情もあったのではないか」とみている。(読売新聞)
北大路 魯山人 料理・芸術 18830323 京都 19591221 76 /籍=房次郎 http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030930 あれやこれや 小林 一三 阪急創業 18730113 山梨 19570125 84 /旧暦=明治 6.0103/阪急東宝グループ http://d.hatena.ne.jp/adlib/19971220 その男、一三 〜 伊丹十三の謎 〜
── 内貴清兵衛という大旦那が、若き日の北大路魯山人を居候に招い て、好きにさせた。この食客が思いのままに食卓をしつらえると、大旦 那が叫んだ。「きみ、料理は芸術やで」 http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050202 食味喰餐 (20101009)
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