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| 2009年07月26日(日) | つかのま天狗 〜 時間がない人々 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20090726
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000
↓Edita for text ↑Index 000000＝19020102〜99991231
http://www.enpitu.ne.jp/tool/edit.html
from Our Pictures；天狗面凹型
www.osepro.com/page/tengu.html
404 Error File Not Found
またしても“ガンダム・おたく”と議論してしまった。
彼らは、ガンダムこそは史上至高の叙事詩であると主張して憚らない。
むかしＶＨＦを観せられたが、１０分も興味がつづかなかった。
いままた云うので「６分で分る云々」を観てみたが、３分で飽きる。
http://movie.teacup.com/channel/watch/8140
機動戦士ガンダム (時間がない人用)（05:55）……動画数：43本（！）
たぶん、お子さま向けのセリフや、オーバー・アクションに加えて、
作画手法としての 遠近法（perspective）や視差（parallax）に原因が
あるのだろう。しかも彼らは、それさえも賞賛してやまない。
かつて戦後派の若者が戦前派の老人と対立して、たがいに全否定した
時代の光景に似ているかもしれない。かつての青年には希望があったが、
いまの若者が絶望しているのが、とても痛々しい。
── 「もののけ姫」を観たが、どこが面白いのか分らなかった。こん
どまた「千と千尋の神隠し」を見たが、やはりわからない。まわりを見
ると、誰も悪く言ってる者がいない。友だちに電話をかけて片っぱしか
ら聞いてみた。「ほんとに面白かったかい？」
ようやく何人かが「面白くない」と言ってくれたので、ホッとした。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030214 意味不明
── もと極道、老いを語る。年をとって分ったこと。年寄りが不機嫌
なわけ、散歩を始めたわけ、死亡記事を見なくなったわけ。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20021122 私的視聴率
── 安部 譲二《老いを語る 20021119 ＮＨＫ 02:10》（再放送）
きょうの論争点は、つぎのようにまとめられる。
若者は、ガンダム以外に、多くのＳＦ（小説・アニメ）に詳しい。
さらに、ガンダムの背景に《三国志》や《子連れ狼》などを見ている。
いっぽう老人は、過去の古典（小説・史書）を拾い読みしている。
そこで、ガンダムの政治構造を《忠臣蔵》に置きかえようとした。
ところが、若者は《赤穂浪士》を読んでいないので、話が通じない。
老人が《史記》や《左伝》を振りかざすと、若者は《水滸伝》で応じ
るが、どちらも消化不良の読みかじりにすぎない。クラウゼヴィッツと
小林よしのりの《戦争論》まで出てきて、収拾がつかなくなった。
ガンダムで「なぜミサイルが炸裂するのか、命令者は誰か？」と質問
すると「それは全体主義国家だからだ」と答える。「ならば徳川幕府や
ブルボン王朝では、そんなことはなかった」と反論すると怒りだす。
さきごろ若者に薦められて読んだ《動物農場》では合意できたのだが。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19450817 学歴農場 〜 学ばない学生たち 〜
http://q.hatena.ne.jp/1246210701/222801/#i222805 新・人口論
たがいに熱くなって、ありとあらゆる無秩序なウンチクを吐きだす。
あとで分析してみると、オーソン・ウェルズ、とＨ・Ｇ・ウェルズ、
海野十三と野尻抱影（大仏次郎の兄）を取りちがえたことが判明する。
Wells, Herbert George 18660921 England 19460813 79 ／〜《宇宙戦争／世界史概観》
Welles, George Orson 19150506 America 19851010 70 ／〜《宇宙戦争／第三の男》俳優／監督
野尻 抱影 天文学 18851115 神奈川 19771030 91 ／籍＝正英／〜《星三百六十五夜／宝島》
大佛 次郎 作家 18971009 神奈川 19730430 75 ／籍＝野尻 清彦／〜《鞍馬天狗／赤穂浪士》
海野 十三 作家 18971226 徳島 19490517 51 ／籍＝佐野 昌一／〜《海底大陸／敗戦日記》
富野 由悠季 アニメ 19411105 神奈川 ／籍＝喜幸／作詞、小説。日本大学芸術学部映画学科卒
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19790407 ガンダム・ダイジェスト
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070402 ＳＦ入門 〜 How to Science Fiction 〜
http://q.hatena.ne.jp/1086157586#a101274 ＳＦ＝科学的虚構＞未来小説＜空想的虚構“架空次元”の原典
さいわい《鞍馬天狗》の映画や紙芝居を実際に観たことのある老人が
身ぶり手ぶりで、その情景を説明したので、ようやく両者は笑いあった。
あとでウィキペディアをプリントして、風呂場で読みかえす。
大仏次郎の兄は、若くして《宝島》を翻訳したそうだ。幼い与太郎は、
病床で読みはじめるや、いそいで鉛筆を執ってオリジナル・ストーリー
を書きはじめた。いずれも未読・未完のまま現在にいたる。
高校時代から上京までに《ジャン・クリストフ》を読破した。
紀田順一郎は「読んだ者が語りあわない孤独の書だ」と紹介している。
これを、若き日の大仏次郎が翻訳したというのは、さすがである。
なにより驚いたのは《鞍馬天狗》のすぐ後で《赤穂浪士》を完成した
筆力である。27歳から29歳にかけて、ファミレスのお子様ランチから、
帝国ホテルのフルコースに昇格したような奇跡にみえる。
天才の適齢期
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19460818
De'butante 〜 処女作（年令別）目録 〜
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19631122
Age of genius's proper 〜 処女作の適齢期 〜
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19621210
《世界短編文学全集（全17巻）19621210-19640120 集英社》
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── Ｈ・Ｇ・ウェルズ／長谷部 文雄・阿部 知二・訳《世界史概観（上下）1966‥‥ 岩波新書》
── 《自身の死亡広告 My Auto-Obituary 1936‥‥ 》
── 《自伝の試み An Experiment in Autobiography:
Discoveries and Conclusions of a Very Ordinary Brain (since 1866) 1934‥‥ 》
── オーソン・ウェルズ《火星人襲来 19381030 ＣＢＳラジオ》《宇宙戦争》の翻案
── スティーヴンソン／野尻 抱影・訳《宝島 1939 改造社 世界大衆名作選集 1953‥‥ 研究社》
── 野尻 抱影《星三百六十五夜 1955 中央公論社 1969 恒星社厚生閣 1983‥‥ 中公文庫》
── ロマン・ロラン／大佛 次郎・訳《？ 19‥‥‥ 》外務省に通勤中
── 大仏 次郎《赤穂浪士 1927‥‥ 東京日々新聞＆大阪毎日新聞 1928‥‥ 改造社》
── 大仏 次郎《赤穂浪士 19541220 河出書房 大衆文学代表作全集》
── 大仏 次郎《赤穂浪士 19640105-1227 ＮＨＫ》大河ドラマ／視聴率53.0%
── 西暦年号と元号は、旧暦の年首時点を対照すべきである。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030131
忠臣蔵３００年 〜 元禄15.1214（17030130）〜
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（20090728）
