与太郎文庫 DiaryINDEX|past|will
柳家 小さん 5 落語 19150102 長野 東京 20020516 87 /籍=小林 盛夫/1995人間国宝 http://d.hatena.ne.jp/adlib/20010103 三人もりお ~ 同姓同読や一日ちがい ~ ── ものは‐づけ【物は付け】雑俳の一。点者が出す「…のものは」 「…するものは」などの題に対して、機知に富んだ答えの句を付けるも の。寛保(1741~1744)のころから江戸で流行。謎付け。── 大辞泉 1960年代のテレビ大喜利の「ものはづけ」で、柳家 さん治は、毎週 かならず「北極の白熊」と答えた。三度に一度でも面白い落ちがつけば、 なかなかの力量だが、与太郎の記憶では、年に一度も落ちなかった。 いまネット検索しても、当時のテレビ(昼休み番組)や「北極の白熊」 が見あたらない。なにかの理由で、本人が引っこめたなら、それなりの 落としばなしになるはずだが、誰も思いださないのは何故か? そもそも、立川談志とか糸井重里と同じく、鼻の穴が上を向いている 連中は、世の中を甘くみているのではないか、と怪しまれる。 その後、さん治の噺を聞かないうちに、小三治になってしまった。 あれから四十年も経って、一度か二度はテレビで聞いたはずだ。 あいかわらず(偉大なる無表情と称されたキートンのような顔で)、 どうも親しめないが、いまや神がかったほどに人気があるそうだ。 止せの三悪 ~ いびき・ゲップ・おなら ~ http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4911925.html (No.2) 落語定席は四軒 ~ ふらり寄るのが寄席の良さ ~ ♪ 一にイレバ、二にクスリ、三四がなくて、五にメガネ。 いつも、持病の漢方薬を入れた茶碗をもって高座に上がるという。 その日、世話係りの前座が、茶碗を用意しなかった。 そこで、薬なしで高座をつとめあげ、息もたえだえに戻ってきた。 前座が、詫びる姿にカメラが向けられ、師匠が厳かに諭す。 「なんたって、お客がいちばんだ。なんといってもナ」 なんのことやら分らないが、NHKは分らせたつもりらしい。 名人が、病を押して高座に上がるのは、名人の勝手である。 出るから客が来るので、出なければ客は来ない。 出るからには、名人も覚悟が必要だ。 前座に、薬や茶碗の手配をさせるのは、名人のわがままだ。 お客は、名人が茶碗で薬を飲む姿を観にきたわけではない。 メガネやイレバなど、名人といえども自前で用意すべきものだ。 (20090428)
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