与太郎文庫
DiaryINDEX|past|will
2008年05月14日(水) |
古代の辺畔 〜 楽友との長電話から一年 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20080514 ── ローヌ川の中から紀元前のカエサル像発見 フランス (写真=ローヌ川の潜水調査で見つかったカエサルの胸像) フランス文化省は13日、ローヌ川の潜水調査で古代ローマ時代の政 治家ユリウス・カエサルの胸像が見つかったと発表した。 胸像は、カエサルが植民地化したフランス南部の町アルルの近郊で、 2007年9月から10月にかけて実施されたローヌ川の潜水調査で見 つかった。等身大の大理石製で、文化省の推定によれば紀元前46年に 制作され、現存するカエサル像としては最古のものだとしている。 ローヌ川からはこのほかにも、3世紀ごろのものと見られる高さ約1 80センチの大理石のネプチューン像や、古代ギリシャ時代のものとみ られる高さ約70センチのブロンズ像2体などが見つかった。 現場はこれまでほとんど調査したことがない地点だといい、この夏に は新たな調査を開始予定。また、カエサルの胸像がローヌ川の中から見 つかった理由についても調べている。 http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200805140012.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ── 死海文書(しかいぶんしょ、しかいもんじょ)、または死海写本 (しかいしゃほん))は、1947年から1956年にかけて、イスラエルの死 海北西の要塞都市クムラン[1]の近くの11箇所の洞窟で発見された、 ヘブライ語聖書の断片を含む約850巻の写本の集まりである。 文書は、ヘブライ語のほかにアラム語・ギリシア語で、紀元前2世紀 から紀元後1世紀の間に書かれている。この時代に書かれたものとして は事実上唯一のユダヤ教聖書の文書であり、聖書本文の内容が写本を通 して劣化されることなく比較的正確に伝えられてきた歴史を証明するも のとして、貴重な資料であるとみなされる。 (バチカンではこれらの書を異端として未だ認めていない) ── (Wikipedia) イスラエル建国(19480514)60周年を記念して公開。 http://www.youtube.com/watch?v=vedGFio_j9c Israel Unveils Part of Dead Sea Scrolls ── (旧約聖書:歴代志下の第五章)は、ソロモン王が紀元前950年 の昔に神殿をたてたおりの儀式の様子ですが、大規模な器楽つき合唱が 歌われたようです。また、「聖歌隊の指揮者によってゆりの花のしらべ にあわせて歌わせたダビデの歌」などと頭書にあるように、旧約聖書の 詩篇も、もとは歌われていたものですし、また今日、話題になっている 「死海の書」(図版3)にも、一種の音符がしるされていて、歌われた ものであることをしめしています。 ── 皆川 達夫《合唱音楽の歴史 19651215-19690201 全音楽譜出版社》P009 http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4118700107
(20080515) ◆ 畏友の師弟系譜 恩師の恩師、恩師の高弟 http://d.hatena.ne.jp/adlib/20051111 老師老弟 〜 岩倉から田辺へ 〜
角田 文衞 考古学 19130409 福島 京都20080514 95 /古代学を創唱/平安文化博物館 清水 睦夫 西洋史 192.‥‥ 京都 /同志社高校〜同志社香里高校教諭 河原 満夫 西洋史 19390828 京都 /同志社国際高校教諭 山田 邦和 考古学 19‥‥‥ 京都 /京都文化博物館
ラスプーチン、かく語りき http://d.hatena.ne.jp/adlib/20051112 落第生は二度眠る 〜 清水睦夫先生講義録 〜 ── 「古代学」を提唱、考古学者の角田文衞さん死去 考古学と歴史学を統合した「古代学」を提唱し、海外の発掘調査も率 いた考古学者、角田文衞(つのだ・ぶんえい)さんが14日、急性呼吸 器不全で死去した。95歳だった。通夜は18日午後6時、葬儀は19 日午後0時30分から京都市南区西九条池ノ内町60の公益社南ブライ トホールで。喪主は長女玖賀子(くがこ)さん。 自宅は京都市左京区下鴨中川原町9。 福島県出身。京都大卒業後、戦前のドイツ、イタリアに留学。戦後、 大阪市立大で教えた。51年に古代学協会を設立し、67年に平安博物 館(現・京都文化博物館)をつくった。 平安京跡をはじめエジプト・アコリス、イタリア・ポンペイの各遺跡 の発掘調査を手がけた一方、紫式部、清少納言ら平安女性文学の独創的 な研究など、業績は多岐にわたる。京都の冷泉家の典籍・古文書類のリ ストづくりと財団法人化などにも尽力した。 著書に「古代学序説」「平家後抄」「ヨーロッパ古代史論考」、編著 ・監修に「古代王権の誕生」などがある。 http://www.asahi.com/obituaries/update/0515/OSK200805150077.html?ref=rss ── 先月の9日、先生の95歳の誕生日に協会の西井芳子・鈴木忠司両 氏とともに御自宅にうかがった。ベッドに横たわったまま起きあがるこ とができなくなっておられたことは、なんとも悲しかった。それでも驚 いたのは、頭脳は最期まで明晰で、小さな声で「私はまだまだやりたい ことがあるのです」とおっしゃっておられたことであった。 ── 高校時代には、清水睦夫先生の「世界史」の講義を受けることが できた。清水先生は当時の日本では珍しいロシア・東欧史の学者で、 角田先生の高弟であった。私は清水先生の名講義(明らかに、高校の授業 のレヴェルをはるかに突き抜けていた)を通じて、「角田史学」の真髄 に触れたのである。それに刺激された私は、角田先生がローマ帝国の章 を執筆された山川出版社の『世界各国史・東欧史』(旧版)を紐解いた。 この本は、帝国の東西分裂を認めず、古典ローマ帝国→中世ローマ帝国 という体系でヨーロッパ史を理解しようとする史観で貫かれていた。 http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/ 平安京閑話 20080520 角田文衞先生御葬儀、の巻 〜 山田邦和のひとりごと 〜 京都生まれ、京都育ちの考古学研究者です。 (20080521)
|