与太郎文庫
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http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050202 ── 君がどんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人で あるかを言いあててみせよう。 だれかを食事に招くということは、その人が自分の家にいる間じゅう その幸福を引き受けるということである。 新しい御馳走の発見は人類の幸福にとって天体の発見以上のものであ る。 ── 《Impressions gastronomiques》 ── 《古典のことば 〜 原文対照 〜 19950516 岩波文庫》P115,147,151 Brillat-Savarin,Jean Anthelme 17550401 France Paris 18260202 70 ── ブリア=サヴァラン/関根 秀雄・訳《美味礼賛 19960625 白水社》 ── ブリア・サヴァラン/関根 秀雄・訳《美味礼賛 1956 創元社》再版 ── ブリアー・サヴァラン/関根 秀雄&戸部 松実・訳《岩波文庫》 料理も芸術やで ── 谷崎夫人は(前妻も後妻も)数人の女中をあてがわれて、日々の 美学に奉仕した。たとえば「ことしの秋刀魚は横浜に限る」というよう な情報があれば、みんなで着かざって(汽車に乗って)買いだしに出か けるのである。 むかし京都の、内貴清兵衛という大旦那が、若き日の北大路魯山人を 居候に招いて、好きにさせた。この食客が思いのままに食卓をしつらえ ると、大旦那が叫んだ。「きみ、料理は芸術やで」── あれやこれや http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20030930 味の王者 ── 一九〇三年生まれのアルメニア人。幼年時代よりトルコの迫害を 受け、二〇歳でアメリカに移住。苦難の中で料理人になることを決意。 ついにサンフランシスコに「オマル・カイヤムス」というレストランを 開業。シシュ・ケハブとか、回教ふうのピラフなどのアルメニア好みの 料理で好評を博した。第二次大戦中は戦場に赴き戦士の食事に粉骨砕身、 この功績により彼は「自由記章」を授けられる。 サンフランシスコの彼のレストランの開店祝いは盛大に行なわれた。 多くの新聞記者、マスコミ関係、経営主、お客たちがその日に出たアル メニア風や近東調の料理の秘訣を彼にたずねた。すると傍にいた彼の姉 は「ジョージ、その秘法があなたの資本です。何年もかかって苦心して 集めたものを人にやってしまってはダメですよ」と口をはさんだ。する と彼の母は、娘に向かって「あなたが故国にいた時、お隣りにMさんが いたでしょ。私は今から四〇年も前に彼女にブラキ料理を教えてあげた けど、今だに私のようにできません」。そして息子の彼に向かっては 「ジョージ、みなさんが望む秘法を教えてあげなさい。世界中のあらゆ る秘法を加味しても、あなたが調理するようには、あの人たちにはでき ません」。彼もまったく同感であった。一流の調理士こそ熱意のある質 問には喜んで秘伝を教えるべきだ。秘伝をかくし、自分の覚えたものに しがみついていては自分の料理を世に広めることはできない。自分のも っているものはすべて人に与えるのだ。これが彼の持論であった。以後、 アルメニア風の調理に興味を持つ人たちには彼は必ず教えることにした。 (柳田 森英)P319 ── 《世界をつくった人々の伝記・自叙伝の名著総解説 19780301 自由国民社》 ── マルディキィアン/間部 米三・訳《わが日々は愉し 19571207 鳳映社》絶版 正誤検索/誤=間部 米三郎→間部 米三(マベ・ヨネゾウ) マルディキアン→マルディキィアン,George 1903.... Almenia America 〜 http://torso-worldx.web.infoseek.co.jp/bdata/sin/s-ta33.htm チェロ弾きの少女 ── 雪の日、アリョーナがボリショイ劇場前でチェロを弾いているの を見た。 また、調子はずれのロンベルグのソナタEマイナー。終ると モーツァルトの子守唄。チェロの前に黒い紙袋が口を開いている。 チェロ弾きの少女は豪壮な劇場の、四本目と五本目の柱のあいだにい る。母は七本目の石の柱の影に隠れている。少女の背後のホテルや立木 が美しい雪景色になっている。少女の肩に雪がかかる。だれもお金を入 れない。弓を持つ少女の手が赤くなってきた。 少女の家はその日、肉なしデーであることを不意に私は思い出した。 (P285) ── 辺見 庸《もの食う人びと 19970625 角川文庫》P279-285 ── Mozart,W.A. → Flies,Bernhard《子守歌「眠れよい子よ」K.350=Anh.C8.48》 ── Romberg,Bernhard《Sonata No.1 for cello & piano in e Op.38(Jansen)》
Romberg,Bernhard 17671111 Duitch 18410813 74 Flies,Bernhard 17...... Duitch 1791.... ? フリース→ Flies,Bernhard《モーツァルトの子守歌 K.350》実作者
──────────────────────────────── ── グルメ【(フランス)gourmet】食通。美食家。「―ブーム」 ── ぐるめ 【▽包】(接尾) 〔動詞「包(くる)める」の連用形から〕「ぐるみ」に同じ。 「侍―に小春殿もらふた/浄瑠璃・天の網島(上)」 ── [ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ] ── Fressen /食べる(動物が);むさぼり食う、がつがつ食う、食 らう(人が): Schafe 〜 Gras. 羊が草を食べる。 Er fibt gierig. 彼はむさぼるように食う。Er fiBt fur drei. 彼は三人前食らう。 Ich Will dich nicht 〜 (心配するな)なにもおまえを取って食おう ってわけじゃない。 ── 戸川 敬一・他《独和辞典 19920401 大修館書店》P503 http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19700116
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