与太郎文庫
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2003年08月17日(日) |
Happy Birth Day to Dr.Ariga,Seiichi ! |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030817 19540817(火)は、ぼくの人生にとって画期的な日付となった。 由良キャンプから帰った直後、音楽に目ざめて呆然としていたぼくの 前に、自転車に乗ったきみが、はじめて訪ねてくれた日なのだ。 ぼくは二冊の《キャンプ・ソング》をとりだし、いそいで質問した。 「この記号は、何をあらわすのか。この部分は、いかに歌うのか?」 いままでチンプンカンプンだった楽譜のシステムが、きみに教わると、 たちまち理解できたのだ。(なーんだ、こんな仕組みだったのか!) きみが帰ったあとも、昂奮さめやらぬまま、ぼくは日記に誌した。 「アリガ来たりて合唱す」 この日付が、きみの誕生日だったことは、四十年以上のちに、ホザナ コーラスの名簿をチェックしたとき、はじめて気づいた。あの日15歳 になったばかりのきみは、なんとなく浮かれた気分で自転車にまたがり、 ぼくの家にたどりついたようだ。 (この件については、来年50周年に、あらためて詳しく述べたい) 五月ごろ、ホザナコーラス非公式HPを通じて、森本潔くんとメール 交換した(彼らが“ブラバン三兄弟”だったことを、あらためて知った)。 さらに中川俊寛くんとのメールで、大橋俊治くんの訃報(20030219) を知る。彼の晩年は(いたましくも)アルコール依存症だったという。 その命日は、高校三年の彼が、第二回校内ポピュラー・コンサートで はじめて指揮した記念日(19600219)でもあった。 (ぼくたちの卒業後だが、当時の同期生たちは、覚えているだろうか) さて今月二十九日、のゆり女史の誕生日(よく知ってるだろ?)に、 姉上にバースディ・カードを届けるついでがあれば、ぼくからの祝意も 伝えてくれたまえ。幻の企画となった「チェロとチェンバロの夕べ」の 幻のプログラムの一曲、バッハ+グノー《前奏曲+アヴェ・マリア》は、 いまも心の内で響いている。 Piano & Violin or Flute はあるが、Cemballo & Cello の演奏は、 ついぞ聴くことがなかった。 (いま思うに、この編曲はプロテスタント+カトリックを合成している) SF作家たちは、やがて時差が廃されて、世界共通時刻に統一される と断じているが、そんなことが可能なのか、いまひとつ分らない。 パソコンのタイム・ゾーン(標準時)をみると、アメリカ&カナダは、 太平洋-08:00 山地-07:00 中部-06:00 とある。 日本の民法では、誕生日00:00 の瞬間に年をとることになっているが、 カナダが6〜8時間おくれならば、このメールを、きみが64歳になる 瞬間に届けるには、日本時00:00-08:00 のうち、どの時刻がふさわしい のだろうか? きみの実体が存在しない日本時00:00 に、きみが存在するカナダから 無限に東へ移動すれば、いつまでたっても年をとらないのではないか。 いや待てよ、きみが存在しようがしまいが、日本の戸籍法では確実に 年齢が加算されるはずだ。さらに、きみが東まわりで日本に帰国すると、 きっかり一日が消えてしまうのではないか(?!)。 さいごに、最近とどいた本宮先生の近況(はがき)を転記する。 >> 阿波君有り難う。今日は岡山地方名産の桃をお送り下さり、本当に嬉 しく感謝しています。私六月に無茶苦茶不整脈がおこり、緊急入院して いましたが、原因は胆管結石に不整脈が連動誘発されていた為でした。 結石を除去したら不整脈が嘘のように収まってしまい、そのため不整脈 の根本治療は出来ずに退院することになりました。今は元気にしていま すが、入院中に今までにやり残した事がまだまだ沢山ある事に気付き、 こりゃまだまだ死ねんわいと毎日何かと忙しく暮らしています。特に バィオリンを若い連中に教える時は元気が出、生き甲斐を感じています。 君ももうかなりの年ですね。健康にはくれぐれも気をつけてください。 お元気でお会い出来る日を楽しみにしています。先ずはお礼まで。 ── Let'20030812-0814 from Mr.Motomiya,Kei << わが友へ 与太郎 こと 阿波 雅敏 より http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000 ↑(与太郎への返信は、上記ウェブ日記に引用されることがあります)
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