与太郎文庫
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2003年05月13日(火) |
マホメットの生没異説 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030513 (1)
[イラク] ムハンマドの誕生日イブ 祝賀行事が盛大に行われる 2003年05月13日 Mainichi Interactive【バグダッド小倉孝保】 イスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)の誕生日のイブにあた る12日、バグダッドでは住民による祝賀行事が盛大に行われた。フセ イン政権時代は宗教色を出すことを禁じられたため、住民の参加も少な かったが、今年は13日にかけてかつてない盛り上がりをみせそうだ。 イスラム教スンニ派のアブハニーハ・モスク(イスラム礼拝堂)では 夕方から、礼拝の人々が訪れるとともに、モスクの外では、信者数千人 が聖典コーランの言葉の書いた緑の旗やイラク国旗を振りながら、「ア ラー(神)のほかに神はなし」と叫びながら行進した。また、住民の一 部は「外国勢力は出て行け」と叫び、米軍の駐留に反対した。 ムハンマドの誕生日はスンニ派では、イスラム暦第3番目の月(ラビ エ・アルアウワル)の12日といわれ、今年は5月13日がそれに当た る。フセイン政権下でも、祝賀行事は行われたが、政府を支持する宗教 指導者の演説が中心で、住民が直接参加した大規模な祝賀行事はなかっ た。 参加者の一人、アリ・ムスタファさん(44)は「今年、初めて参加 した。預言者の誕生日を自由に祝うことができる」と喜んでいた。 シーア派ではムハンマドの誕生日をラビエ・アルアウワルの17日 (今月18日)と考える人が多い。フセイン政権下ではこれを祝うこと は禁じられていたが、今年は同日を祝う人も多いとみられる。 ──────────────────────────────── → 《与太郎文庫》2003年03月25日(火) 報復の暦 ── (モスタザファン財団版の)暦注にあるマホメットの命日ヘジラ 紀元十年二月二十八日 06320525J (月曜日)は従来の通説 0608J より も二週間前に置かれ、不詳とされる誕生日(異説 0123?)も、ヘジラ紀 元前五十三年三月十七日 5710429J(水曜日)と明記されていて、太陰 暦の行年は満六十三才、太陽暦では満六十二才である。/(19911023) ── 《暦日点描 〜 閏二月三十日その後 〜 Awa Library Report》 → http://plaza3.mbn.or.jp/~awalibrary/new_page_1.htm
── 05700123※0820説あり〈Mahomet→Muhammad〉(06320608/62) → 《知誕-titan-》http://www.elrosa.com/ (2) 1月23日■イスラム天文学■ きょうはモハメッドの誕生日。イスラムの世界史に果した役割はいろ いろあるが、無視することができないのは中世天文学へのイスラムの貢 献であろう。 天文学はいうまでもなく、メソポタミヤにその源を発しており、ギリ シャでひとつの体系として完成したが、中世になると、この学問の発達 はヨーロッパでは完全に中断してしまった。そのギリシャ天文学をうけ つぎ、修正をくわえたのがイスラムである。イスラムの天文学者は、ギ リシャ語で書かれた書物をアラビア語に翻訳し、保存した。ギリシャ天 文学の最高の傑作として有名な「アルマゲスト」もアラビア語なのであ る。 そして一〇世紀ごろ、ヨーロッパでふたたび天文学の伝統が復活する と、こうしていったんアラビア語で保存されていたギリシャ天文学がふ たたびラテン語に翻訳されて逆輸入されることになったのであった。こ んなふうにアラビア語からラテン語への翻訳は一二世紀にそのピークに 達した。イスラム世界はいわば失われた古典ヨーロッパ文化の貯蔵庫。 (P51-52) この本はつぎのようなばあいに役立ちます 一 なんらかの理由で知ったかぶりをしたいとき、またはしなければな らないとき 一 知ったかぶりをする人間をからかいたいとき。またはその必要のあ るとき 一 退屈な会議、講演などで精神的苦痛にたえがたいとき 一 虫歯がうずき、または頭痛がするなど、軽度の肉体的苦痛をまぎら わせたいとき 一 悪天候下の飛行機旅行など不安感におそわれたとき 一 眠りたいとき、または眠ってはならないとき 一 コラム執筆者、コピー・ライター、ディスク・ジョッキーなどが話 題に窮したとき 一 酒を飲み、あるいは乾盃するにあたってそれを正当化する歴史的事 実を必要とするとき 一 書物を読んでいるふりをしたいとき、またはしなければならないと き 一 その他、読者の創意によって他の任意の利用法が発見されたとき なお、この本は、きっちりと机にむかって熟読するには適しません 著者敬白 (P04) ── 加藤 秀俊《一年諸事雑記長(上)19810125-1110 文春文庫》
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