与太郎文庫
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2003年02月22日(土)  アクセス・アップ“怪奇現象”

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030222
 
■2003/02/22 (土) アクセス・アップ“怪奇現象”(1)

 歌舞伎役者の“隠し子”騒動は、わが《与太郎日記》にも波及して、
アクセス・カウントが十倍に跳ねあがった。
 この現象は「隠し子の母は誰か?」という疑問にかりたてられた人に、
さまざまのキーワードで「手あたりしだいに」検索された結果である。
 そもそも与太郎の意見が求められたわけではないが、本が売れた作家
のような気分になって、やんぬるかな心ときめく。この種の“カン違い”
や“思いこみ”“ヤフー神話の崩壊”については、あらためて論じると
して、とりいそぎ今回は“怪奇現象”を記しておきたい。
 
(2003/02/13 (木)“隠し子”発覚6日目のアクセス分析・参照)
 
 このような問題の鉾先は、ヤフーやグーグルなどの検索エンジンとか
レンタル・サーバーにあてて質問メールを送るべきところ、数年前から、
サポート・エンジニアたちの経験や知識を超える現象が頻出しはじめ、
納得できる回答が得られたためしがない。会員規約やサンプルQ&Aに
載っていないトラブルは、ほとんど原因不明なのである。
 この《与太郎文庫》は、レンタル日記“エンピツ”に所属しており、
メンバーとしての制約(ルール)のもとで、いくつかのサービス機能を
利用できる。そのひとつが「簡易アクセス解析」である。
 自分のホームページを「だれが見たか」という特定までは無理だが、
「今日は、どんなキーワードが検索されたか」逆探知できる。もちろん
「おなじキーワードをもつ、他のホームページ」も一覧できる。
 さきの「隠し子の母は誰か?」という疑問は、ほとんどが似たような
キーワードに集約され、「新之助&隠し子&母&元歌手」という語句を
含んだページの該当部分が一瞬にして画面にあらわれる。
(十年前には想像できなかった機能である)
 つぎに読者は、数十行ある中から、目ぼしいページを選んでみるが、
かならずしも予想通りの内容とは限らない。それぞれの語句が、もとは
別々の文章に用いられて、偶然おなじページに同居している場合もあり、
ときには読みたいページが更新されたり、削除されていたりする。
 いまの読者は、まだまだ検索技術が未熟で、つい常識的なキーワード
を無造作に並べるが、みんなが思いつくものでは単刀直入といかない。

■2003/02/22 (土) アクセス・アップ“怪奇現象”(2)

 数十行、あるいは数百行の中から、自分のホーム・ページを発見する
ことは、入学試験の合格発表で自分の受験番号を見つけるような気分に
似ている。だんだん慣れてくると、こんどは順位が気になりはじめる。
 一連の“隠し子”騒動によって、わが《与太郎文庫》のアクセス数は
一挙にアップしたが、数日のちには本来の状態にもどるはずだった。
 ここでいう“怪奇現象”とは、まるで予期しない事態の発生である。
 実数でいうと、かつて一日平均10件だったものが、50から100に達し、
ふたたび50から30に戻りつつある。当初は、まちがって開いた人の目に
とまり、ごく一部の人が固定読者となる可能性もある。
 一日のアクセス数が減ったのは当然であり、他のホーム・ページでも
おなじ比率であろうと考えられる。一部の人たちは目的を達したにせよ、
多くの人は「インターネットなんか、役に立たない」と断念したのかも
しれない。

(検索には、それなりのコツがあるらしく、いずれ別稿で論じたい)

 ピークから三日後にリンク元の一覧を見ると、あきらかに減少しては
いるが、アクセス数との比率から考えて妥当な数字である。あらためて
確認するまでもないと思ったが、念のために開いてみると、おどろいた
ことに肝心の《与太郎文庫》が見あたらない(何たることか!?)
 それぞれ数十行の一覧があって、ほぼ一件づつアクセス数がカウント
されているのに、リンク元一覧に自分のページがないのは何故か。
(いそいでレンタル・サーバーの注釈を探しだすと「リンク元に取得時
のシステムにより誤まった情報が表示される場合があります」とある)
 昨日まであった情報が、今日は存在しないというだけなら、よくある
障害であり、一時的なサーバー・トラブルかもしれない。しかし、この
現象は、元になる情報が(自分で)呼びだせないのに、他人のアクセス
数をカウントするのは、いかにも不合理である。
 ためしに、キーワードだけを取りだし、独自に検索してみたが、ここ
でも《与太郎文庫》は見あたらない。何のことはない《与太郎文庫》は
リンク元の資格を失っているのだ。
 どうしてこんな排除が成立するのか。
 ますます謎が深まり、頭をかかえこむ。
(つづく)


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