与太郎文庫
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2002年11月29日(金) |
前金切れ/一ページの文字数 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20021129 味の素(1)「東京スタジアム」改め「味の素スタジアム」に ── 東京都の第三セクター「東京スタジアム」(東京都調布市)は、 同スタジアムの冠スポンサーを、食品大手の「味の素」(本社・東京) にすることを決めた。29日、石原知事の立ち会いで両社が合意書に署 名、来年3月のJリーグ開幕から、「味の素スタジアム」の名称が正式 に使用される。都によると、公共施設の名称に企業名が付くのは全国で 初めて。 同スタジアムは昨年3月にオープンし、Jリーグの東京ヴェルディと FC東京のホームグラウンドとして知られる。建設費(約300億円) は都が負担しており、石原知事は昨年11月、増収策としてネーミング ・ライツ(命名権)の導入を発表した。契約額や命名権の使用期間につ いては、調印後に発表される。 ネーミング・ライツは米国では広く活用されており、大リーグのイチ ロー選手が所属するシアトル・マリナーズの本拠地「セーフコ・フィー ルド」も地元の保険会社が冠スポンサーになっている。 ── (Yomiuri On-Line) ──────────────────────────────── NHKでは「化学調味料スタジアム」と呼ぶのだろうか? 映画監督・井筒和幸がCM出演でスポンサーのことを「味の素さん」 と呼んでいる。撮影にあたっては広告代理店やプロダクションの関係者 が多数あつまっているのに、異議をとなえる者は絶滅したらしい。 大学の就職担当者が「企業さん」というのと同じ迎合的敬称である。 こんどは企業の面接担当者が「大学さん」などと言いかねない。 むかし京都では「学生はん」といった。末は博士か大臣になると期待 された京都帝国大学生に対する尊称であって、同志社や立命館の角帽組 は、ついでに呼ばれたにすぎない。 「お医者はん」や「お米屋はん」から、ややくだって「八百屋はん」 「魚屋はん」など、どんな商売にも「さんづけ」ならぬ「はんづけ」は 可能である。だが「左官屋はん」とはいうが「大工はん」「質屋はん」 などは聞いたことがない。「ひっちゃはん」と発音しにくいだけの理由 だろうか? ある国語学者いわく「ていねいな言葉づかいは、無料の化粧品です」。 いつのまにか、この種の耳ざわりな呼びかたが定着してしまった。 (→寧辞苑) 味の素(2)いんちき?部屋 ~ 其の5:朝日放送とテレビ朝日 ~ ── テレビ朝日の金曜深夜枠というのは、朝日放送のネタを、マンマ、 テレ朝製作に変えて放送していたりする。現在、関東ローカルで放送中 の「虎ノ門」の“井筒和幸監督の「こちトラ自腹じゃ!!」”のコーナ ーも、元々は関西でやっていた番組企画だという。 呑んで番組出演した“おっちゃん”が、紹介作品をボロカスに批評し て、ホサレタという。 関西では、映画会社の横の結びつきが強く、どこかで顰蹙を買ったり すると、時としてとんでもない結果を招いてしまう、という。 以前、深夜に女子アナ3人が映画を批評する番組があったらしいが、 辛口批評が配給会社の逆鱗に触れたらしく、番組は終了、彼女らはホサ レタという過去が、それを如実に物語っている。 その話を聞いて思い出した事があった。そういえば、5,6年前に同 時間帯に、しかも、生で「たかじん no ばぁ~」という番組をやっ ていた。バーのマスターが“たかじん”、バーテンが“トミーズ・雅”。 毎回ゲストに呑ませるだけ呑ませ、ぶっちゃけトークする破天荒な番組 だった。その番組のエンド近くのコーナーで「たかじんが酒の肴をつく る」コーナーがあった。 ある回で、酔っ払ったたかじんが料理を作っていたところ・・・、 “味の素”がないことに腹を立て、ADを殴って帰ってしまったのだ。 慌てて場を持たせようとする雅とゲストの中山秀行。むちゃくちゃのま ま番組は終了。翌週から録画になってしまった。 翌週、バーのカウンター後ろのボトル棚には、アルコールでなく…、 味の素が棚のすべてを埋め尽くしていた。 また、その回のゲストが“お土産として味の素を持参”して、場を和 ませていた。そのゲストとは・・・、田代まさし。 まぁ、その時間帯、「探偵ナイトスクープ」が追いやられていたが、 日曜正午、月曜深夜、火曜深夜、と、未だに番外地を歩かされている。 (どうやら、テレ朝と朝日放送の不仲が原因といわれている) ── http://intiki-web.hp.infoseek.co.jp/ ■2002/11/29 (金) Re:ホームページ・アドレスの末尾 htm & html について 15:43-18:06 from:DreamNet [support@info.dream.com] お問い合わせ頂きましてありがとうございます。 ドリームネット・テクニカルサポートセンターでございます。 ご連絡いただきました件でございますが、現在お客様はトップページを index.htmというファイルとして表示されていらっしゃるかと存じます。 しかしながら、弊社の会員用ホームページ登録は以前のお電話でのお問 合せにてご案内させていただきましたようにindex.htmlというファイル がサーバ上に転送されておりませんと表示する事が出来ません。 現在、下記アドレス http://plaza3.mbn.or.jp/~awalibrary/index.html が表示されないのは、index.htmlというファイルがサーバ上に存在して いない事が原因かと存じます。 この改善方法としましては、現在トップページとして指定されている index.htmというファイル自体のファイル名を変更いただき、 再度サーバ上にアップロードをしてお試しいただけませんでしょうか。 具体的方法は下記のようになります。 パソコン上にあるindex.htm(トップページのファイル)を見つけます。 index.htmファイルの上で右クリックをし、「名前の変更」を選択します。 文字が反転しますので、Backspaceなどで一旦ファイル名を消し、 index.htmlという名前に書き換えて下さい。 以上で名前の変更が完了しますので、再度このファイルをサーバへ 転送し、下記のURLをクリックしてページが表示できるようになるか をお試しいただけませんでしょうか。 http://plaza3.mbn.or.jp/~awalibrary 宜しくお願い致します。 その他にもご意見ご質問等ございましたら、お気軽にご連絡下さい。 今後もドリームネットをよろしくお願い致します。 担当:松本 > Q=ホームページ・アドレスの末尾 htm & html について > > A── http://plaza3.mbn.or.jp/~awalibrary/index.htm > B── http://plaza3.mbn.or.jp/~awalibrary/index.html > > A=現状。ユーザーホームページ一覧&キーワード検索に表示されるが、 > 下線部分をクリックすると、空白画面が呼び出される。 > B=昨日、御社の電話サポートですすめられて、各ページ訂正したが、 > このアドレスでは更新・発行できない。 > プラウザからは、空白画面が呼び出される。 > > FTPソフト=FrontPage 2002 > > 折返し、お電話またはメールでご教示ください。 > from > 会員番号 ******* > アカウント *******-** > あわ ***-***-**** > ******************* DreamNet * http://www.dream.com/ *********** ≪インフォメーションセンター≫ サービスに関するご意見・ご質問(10:00~18:00 土・日・祝日を除く) TEL: 0120-5656-86(通話無料/携帯電話・PHSからもご利用可能です) FAX : 03-5292-0144 E-mail : request@info.dream.com ≪テクニカルサポートセンター≫ 技術的なご質問(10:00~21:00 年中無休) TEL: 0120-77-1200(通話無料/携帯電話・PHSからもご利用可能です) FAX : 03-5155-0832 E-mail : support@info.dream.com ■2002/11/30 (土) 書籍小包《図書 20021201 岩波書店》 平素小社出版物をご愛顧いただきまして誠に有難うございます。 このたびは月刊『図書』のお申し込み(新規・継続)有難うございま す。ご入金方法についてご案内申し上げます。 ①同封の郵便振替用紙にて年間購読料 1,000円を添えて郵便局にてのお 振込み。 ②お客様のご預金口座より年間購読料 1,000円を年1回自動引き落とし。 なお、自動引き落としをご希望のお客様は、お名前・ご住所をご記入 の上この葉書を投函していただければ自動引き落とし手続きを小社から 送らせていただきます。 お名前 ご住所 読者コード A-80-2874865 1 ご購読期限 2003年02月号 《ご案内》~ 払込取扱票の裏面 ~ いつも小社の出版物をご愛読いただきありがとうございます。「図書」 の誌代があと2ヶ月で前金切れとなりました。引き続きご購読下さいま すようお願いいたします。 ●購読料は一ヵ年送料共1000円、毎月1日発行です。3・4ヵ年分まと めてお送り下されば幸いです。 ●ご送金は郵便振替でお願いいたします。小為替、郵便切手でも結構で すが、その場合も申込用紙は同封して下さい。 ●継続期間中に住所変更の場合はハガキで新、旧住所および何月号から とお知らせ下さい。 ●払込人と送付先が異なる場合は通信欄に送付左記の住所・氏名を記入 して下さい。 ●読書コード(あて名ラベルのお名前の下にある番号)をご記入下さい。 岩波書店・図書係 ☆★☆お願い☆★☆ 諸事情により、前金切れのお知らせは、1回のみとなりました。 継続申込を検討してくださっている場合、払込終了まで、この用紙を なくさないように保管をお願いします。 この払込取扱票の裏面には、何も記載しないでください。 ■2002/11/30 (土) 前金切れ 「前金切れのお知らせ」で「3・4ヵ年分まとめて」というくだりは、 まるで「あなたは、あと何年生きますか?」と問われるような気がする。 あるいは「いつまで読めるつもりですか?」というふうにも聞える。 この種の文面は、老人にとってはなかなかきびしい意味をもつのだが、 出すほうは、それほどではないのだろう。ときには読者からの抗議で、 社内でも問題になったことがあるかもしれない。しかし、結局すべての ケースに対応する文言など存在しないことがわかって、わざと事務的な 無機的な文章のまま、今日に至っているのかもしれない。 かつて三木清によって書かれたという、岩波文庫の「創刊のことば」 を、最初の一冊を手にする読者へのメッセージとすれば、最後の一冊に なるやもしれぬ読者にあてた、達意の名文があってよい。 「前金切れのお知らせは、1回のみとなりました」「用紙をなくさな いように」など、ほとんど意味のない注意書きであり、「ください」と 「下さい」が混在するなど、われらが岩波文化としてはよろしくない。 哲学や芸術を論じる書物だけが格調高ければよいわけではない。日々 の身辺にあるものが、それなりに磨かれていることが文化なのだ。 かつて、よど号乗客の一人だった日野重明医師によれば、新しいこと を創めないことが、老化の特徴であるという。 最近はじめたもの、とくになし。いや、《与太郎日記》の公開あり。 継続すべきか、迷っているもの。 《読売年鑑・分野別人名録 20030301 読売新聞社》 十年前に断ったもの、アルコール。 昨年かぎりで、ことわったもの。 雑誌《日経パソコン日経 2001 BP社》 今年一月から止めたもの、ビデオテープの録画(液晶テレビ購入)。 今年二月から止めたもの、たばこ。 ほかに六月かぎりで、念願の新聞を断わる。 インターネットで満足できないのは、テレビ欄のような一覧画面で、 この決断には一年かかった。いまのところ Yahoo TV で我慢しているが、 この画面のデザインが改善されるころには、テレビ業界そのものが激変 しているにちがいない。 http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030929 ↑さらば、シリーズ (Day'20021003-1022-1130) ■2002/11/30 (土) 一ページの文字数 アメリカン・ペーパーバック再考 尾崎 俊介 当時も今も本の印刷というのは、一枚の大きな印刷用紙の裏表に三二 ページ分の印刷をし、それを四回折り畳んで小冊子状のものを作り、そ れを幾つか貼り合せて一冊のペーパーバックを完成させるという手法が 採られている。ということは、逆に言えば、三二の倍数ページで活字を 組むと印刷用紙を余すことなく使い切ることが出来る、ということであ る。しかも一九四〇年代、ペーパーバックというのは一律一二セントと いう生産コストぎりぎりの安値で売られていたので、コストの占める印 刷用紙代の節約は、どの出版社にとっても至上命令であった。となれば、 当時のペーパーバック出版社の多くが、著者から送られてきた原稿の長 さを見て、これなら一九二ページに収まりそうだとか、二五六ページに なりそうだ、というふうに最初にページ数を三二の倍数で設定し、そこ から逆算して一ページあたりの文字数を決めるという編集方針を採用す るようになったのも無理はない。一九四〇年代に出版されたアメリカン ・ペーパーバックが大抵一九二ページか二二四ページ、あるいは二五六 ページになっていることの背景には、このような事情があったのだ。 もちろんペーパーバックのページ数がこのような形で決められていた のは、単に生産コスト削減を狙った企業努力の結果であって、それ自体 何ら問題はない。問題なのはここから先である。つまり、そうは言って も時には当該作品がどうしても三二ページに収まり切らないこともある わけで、そういう場合、文学に対してあまり志の高くない出版社では、 原作の諸処を(時には著者にも無断で)カットし、無理矢理三二の倍数 ページに収まるようにしていたのだ。先に述べた「出版社側の勝手な都 合による削除版」というのは、このことである。(略) また逆に「完全・無削除版」であることを誇らしげに表紙に明記する ペーパーバックが増え始めたのも丁度この頃であって、要するに“Com- plete and Unabridged”という例の謎の文言は、一九五〇年代以降の 「改心」したアメリカン・ペーパーバックと、一九四〇年代に無数に出 されていた削除版ペーパーバックとを区別するためのものだったのであ る。 ──「完全・無削除版」の謎を解く《図書 20021201 岩波書店》P42-47
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