与太郎文庫
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2002年08月23日(金) |
正直村の新条例 〜 外電小噺 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20020823 外電には、おもしろい実話がおおい。ひとひねりして小噺に仕立てる のもよいが、以下は素材のまま記す。 地中海に面するフランスの村では、さいきん墓場がいっぱいになった。 拡張工事か、別の場所に移動する方法も検討されたが、それぞれ難問が あって結論に至らない。そこで村長は名案を思いついた。 「今後、わが村の住人は、死んではいけない」(村議会条例) これが満場一致で採択されると、たちまちマスコミがやって来た。 テレビ・レポーターにとっつかまった老人いわく、 「あれ以来わしらは、みんな条例を守っているのさ」 この村の、その後の情報は伝えられていない。(Day'20010922) >> 町民は死んではならぬ 〜 ニュースなひとこと 〜 2002年8月23日 墓地が満杯のため、町民は死んではいけない――フランス南部の町ル ・ランバドーでそんなおふれが出た。ベナルディ町長によれば、「町民 は命令をよく守っているが、最近あるホームレスが違反した」とのこと。 現在墓地を新設する計画を申請しているそうだ。それにしてもこんな命 令が飛び出すのは、自由の国フランスならではか。 「町民は死んではならぬ」と町長が命令 フランス南部 2002.08.23 Web posted at: 01:47 JST - REUTERS ル・ラバンドー フランス南部の地中海沿岸の町ル・ラバンドーのベルナルディ町長は、 町民に対し死ぬことを禁止する命令を出した。町内の墓地が満杯になっ たのがその理由だ。 町長は「今のところ、町民は命令をよく守っている。ただし、あるホ ームレスが最近、違反した。今、その男性のための墓地を探していると ころだ」と話している。 この命令を出す前に町長は、海に面した土地に墓地を新設する提案を していた。しかしこの提案が裁判所に却下され、町長は控訴中。町長は 「町民は、ハトの巣箱みたいなちゃちなものではなく、ちゃんとした墓 地を望んでいる」と話している。(CNN.co.jp. こぼれ話) 町民は死んではいけない 2002年8月23日 墓地が満杯のため、町民は死んではいけない――フランス南部の町ル ・ランバドーでそんなおふれが出た。ベナルディ町長によれば、「町民 は命令をよく守っているが、最近あるホームレスが違反した」とのこと。 現在墓地を新設する計画を申請しているそうだ。それにしてもこんな命 令が飛び出すのは、自由の国フランスならではか。 << 奇妙なことに、この小噺を披露したのは、十三ヶ月前である。 上の記事は、その翌年八月の日付で三通りも保存されている。 なぜだか分らない(悪友たちは、ほとんど関心をしめさなかった)。 → 《悪友四重奏・追記 20010920 与太郎文庫》(Day'20050721) 作成日: 2005/07/21
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