与太郎文庫
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1986年10月01日(水)  NTT+岡山市=IPセンター設立記念パーティ

 

http://d.hatena.ne.jp/adlib/19861001
http://www.hatena.ne.jp/adlib/activities
http://twitter.com/awalibrary
 
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000
http://www.enpitu.ne.jp/tool/edit.html
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19861001

 
 Ex libris Web Library;
 
 直訴考 〜 直前の昂揚感と直後の虚脱感 〜
 
 能舞台の宴たけなわの頃あいを見計らって、するすると膝行した者が
「主命により、お命頂戴いたしまする」と言うや否や匕首を抜き放って
主賓を刺し殺す。数ある公開暗殺の中でも、冴えわたる名場面だった。
 
── 《風林火山 19690301 東宝》as 萩原 弥右衛門
 中村 梅之助 4 俳優 19300218 東京 /前進座代表/翫右衛門の長男/梅雀の父
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%C3%E6%C2%BC+%C7%DF%C7%B7%BD%F5
 
 招かれざる客 〜 いなかもんの作法 〜
 
 日本中に画像送信のネットワークが普及するには、目録のような索引
が不可欠だと直感した。のちに大学生がヤフー検索を起ちあげたように。
 ところが、当時のNTT関係者に会っても、そんな企画はないという。
 
 そこで思いきって創刊した《キャプテン・マンスリー 19860601-0801》
の売行きは、予想外に振るわず、その販売に苦慮していた。
 
 いま考えると、NTT支店長あたりに面会するより(リクルート事件
の江副社長のように)、真藤総裁に直談判すべきだったのだ。
(鶏頭の人たちに会うべきで、牛後の連中に話してもしょうがない)
 
 こうして候補にあがったのは、商工会議所会頭で、地元百貨店の社長
だった。あいにく紹介者がいない。さるパーティに出席するらしいので、
数日前に手紙(19860925)で用件を伝え、単身まぎれこむことにした。
 
 招待状がないので、受付に大声で「K企画のA(社長)の代理です」
と云って、返事を待たずに通りすぎた。よほど度胸のある担当者ならば
「もしもし、招待状をお持ちですか」と誰何するだろう。
 
 難なく会場に潜入して、遠慮なく飲み食いしていると、元県庁役人が
渋い顔つきで睨んでいた(彼には、とうに紹介を依頼して断られていた)
 地元テレビのカメラマンが、なぜか与太郎の顔をアップで撮った。
 
 NTTと岡山市の合弁による、IPセンター(キャプテン岡山)設立
記念パーティで、与太郎が鳥越社長を先導するかたちで、伊原木会頭に
名刺を差しだした。

 伊原木会頭は、二人の名刺を見比べて、鳥越社長だけに名刺を返した。
(与太郎の名刺に肩書がないため、同じことを市長候補とも経験した)
http://q.hatena.ne.jp/1252486687#a947428 ピンカラ紳士録
 
 伊原木 一衛  天満屋社長 4 19390104 岡山 /198004‥-201003‥ 岡山商工会議所会頭46-51
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20121112
 天満屋六代 〜 伊原木家の人々 〜
 
 長野 士郎 岡山県知事 8-13 19171002 岡山 20061205 89 /自治省事務次官
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19790409
 froufrou 陛下おきものでおくつろぎください
 
 与太郎の直訴 〜 怯懦と逡巡と後悔 〜
 
 与太郎の神経は、会頭のほうに集中していたので、他のことには思い
いたらなかった。せっかく同じテーブルに向かいあった現職知事が、見
ず知らず(?)の与太郎に、にこやかに笑いかけられたのに……。
 
 なんたることか! 与太郎は、愛想よく笑いかえしただけで、一言も
対話することができなかった。「いい天気ですね」とか「数年前、光栄
にもお会いできました」というセリフさえ、口に出す意欲を失っていた。
 
 長野知事が、数年前のインタビューに同席していたカメラマンなど、
覚えているはずもないが、まったく糸口がないわけではない。「知事の
お力を得たい」と伝えるだけの、意を通じる気力もなかった。
 
 ひとつの理由は、知事の敬称を「閣下」と呼ぶことに自信がなかった
ためである。「知事」では舌たらずで、「知事さん」では軽々しい。
「猊下・台下・聖下」も見当ちがいで大袈裟すぎる。(20061205)
 
 こういう些末な逡巡が、大きなチャンスを失なう可能性もある。
 この日は、知事の誕生日(19171002)前日だった。せめて、その偶然
を前日に確認しておれば、と悔やまれてならない(20131108 気づく)。
 
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(20100429)数日前、当時の不首尾について、田村くんに電話で語る。
(20131108)


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