与太郎文庫
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1965年01月06日(水) |
H氏賞 〜 Who was Mr.“H”? 〜 |
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H氏賞 〜 Who was Mr.“H”? 〜 …… H氏賞(エイチししょう)は日本現代詩人会が主催する、新人の 優れた現代詩の詩人の詩集を広く社会に推奨することを目的とした文学 賞。詩壇の芥川賞とも呼ばれる[1]。 概要 協栄産業を興した平澤 貞二郎の基金により1950に創設された[2][3]。 当初の呼称は「H賞」。基金拠出者で、プロレタリア詩人でもあった 平澤が匿名を強く希望したため、賞の名はHirasawaの頭文字だけを冠す る。「佐藤 春夫がH氏では?」との憶測も流れたため、平澤と共に発案 者であった村野 四郎はやむを得ず、日本経済新聞コラム「交遊抄」 19650106 日付けで、平澤であると明かした。
平澤 貞二郎 詩人 19040105 福井 19910820 87 /協栄産業社主“H氏” 佐藤 春夫 詩人 18920409 和歌 東京 19640506 72 /急死“春日忌” 村野 四郎 詩人 19011007 東京 19750302 73 /日本現代詩人会会長 /理研コンツェルン役員/晃一の父。 石垣 りん、富岡 多恵子、吉岡 実、黒田 喜夫、入沢 康夫、 白石 かずこなどを輩出している。 選考は毎春、前年1月1日から12月31日の間に発行された、会員・非会 員無関係に新人の全詩集を対象に行なわれ、会員投票と選考委員の推薦 により決定。受賞者には記念品と賞金50万円が贈られる。同様の性質と 価値をもった賞に、日本詩人クラブ主催の「日本詩人クラブ新人賞」が ある。 授賞記録(出典:[5][6]) 授賞回次 年度 受賞者名⦅受賞作品名または業蹟 第 1回 1951年 殿内 芳樹⦅断層 第 2回 1952年 長島 三芳⦅黒い果実 第 3回 1953年 上林 猷夫⦅都市幻想 第 4回 1954年 桜井 勝美⦅ボタンについて 第 5回 1955年 黒田 三郎⦅ひとりの女に 第 6回 1956年 鳥見 迅彦⦅けものみち 第 7回 1957年 井上 俊夫⦅野にかかる虹 金井 直 飢渇 第 8回 1958年 富岡 多恵子⦅返礼 第 9回 1959年 吉岡 実⦅僧侶 第10回 1960年 黒田 喜夫⦅不安と遊撃 第11回 1961年 石川 逸子⦅狼・私たち 第12回 1962年 風山 瑕生⦅大地の一隅 第13回 1963年 高良 留美子⦅場所 第14回 1964年 石原 吉郎⦅サンチョ・パンサの帰郷 第15回 1965年 沢村 光博⦅火の分析 第16回 1966年 入沢 康夫⦅季節についての試論 第17回 1967年 三木 卓⦅東京午前三時 第18回 1968年 鈴木 志郎康⦅罐製同棲又は陥穽への逃亡 村上 昭夫⦅動物哀歌 第19回 1969年 石垣 りん⦅表札など 犬塚 堯⦅南極 第20回 1970年 知念 栄喜⦅みやらび 第21回 1971年 白石 かずこ⦅聖なる淫者の季節 第22回 1972年 粒来 哲蔵⦅孤島記 第23回 1973年 一丸 章⦅天鼓 第24回 1974年 郷原 宏⦅カナンまで 第25回 1975年 清水 哲男⦅水甕座の水 第26回 1976年 荒川 洋治⦅水駅 第27回 1977年 小長谷 清実⦅小航海26 第28回 1978年 大野 新⦅家 第29回 1979年 松下 育男⦅肴 第30回 1980年 一色 真理⦅純粋病 第31回 1981年 小松 弘愛⦅狂泉物語 ねじめ正一 ふ 第32回 1982年 青木 はるみ⦅鯨のアタマが立っていた 第33回 1983年 井坂 洋子⦅GIGI 高柳誠 卵宇宙水晶宮博物誌 第34回 1984年 水野 るり子⦅ヘンゼルとグレーテルの島 第35回 1985年 崔 華國⦅猫談義 第36回 1986年 鈴木 ユリイカ⦅Mobile・愛 第37回 1987年 佐々木 安美⦅さるやんまだ 永塚幸司 梁塵 第38回 1988年 真下 章⦅神サマの夜 第39回 1989年 藤本 直規⦅別れの準備 第40回 1990年 高階 杞一⦅キリンの洗濯 第41回 1991年 杉谷 昭人⦅人間の生活 第42回 1992年 本多 寿⦅果樹園 第43回 1993年 以倉 紘平⦅地球の水辺 第44回 1994年 高塚 かず子⦅生きる水 第45回 1995年 岩佐 なを⦅霊岸 第46回 1996年 片岡 直子⦅産後思春期症候群 第47回 1997年 山田 隆昭⦅うしろめた屋 第48回 1998年 貞久 秀紀⦅空気集め 第49回 1999年 鍋島 幹夫⦅七月の鏡 第50回 2000年 龍 秀美⦅TAIWAN 第51回 2001年 森 哲弥⦅幻想思考理科室 第52回 2002年 松尾 真由美⦅密約-オブリガート 第53回 2003年 河津 聖恵⦅アリア、この夜の裸体のために 第54回 2004年 松岡 政則⦅金田君の宝物 第55回 2005年 山本 純子⦅あまのがわ 第56回 2006年 相沢 正一郎⦅パルナッソスへの旅 第57回 2007年 野木 京子⦅ヒムル、割れた野原 第58回 2008年 杉本 真維子⦅袖口の動物 第59回 2009年 中島 悦子⦅マッチ売りの偽書 第60回 2010年 ティアン・ユアン⦅石の記憶 第61回 2011年 高木 敏次⦅傍らの男 第62回 2012年 廿楽 順治⦅化車 第63回 2013年 石田 瑞穂⦅まどろみの島 第64回 2014年 峯澤 典子⦅ひかりの途上で 第65回 2015年 岡本 啓⦅グラフィティ[7] 第66回 2016年 森本 孝徳⦅零余子回報[8] 第67回 2017年 北原 千代⦅真珠川 Barroco 第68回 2018年 十田 撓子⦅銘度利加[9] 第69回 2019年 水下 暢也⦅忘失について 第70回 2020年 高塚 謙太郎⦅量[10][11] 第71回 2021年 石松 佳⦅針葉樹林[12][13] 第72回 2022年 うるし山 千尋⦅ライトゲージ[14] 第73回 2023年 小野 絵里華⦅エリカについて ┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐ ↓=Non-display><↑=Non-display └┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘ YMDay(20231125)last up dated.
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