与太郎文庫
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1959年10月17日(土) |
ピカソ《葡萄とギター》 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19591017 Report 空間の次元 〜 模写《ピカソ・葡萄とギター》〜 阿波 雅敏 空間を構成する、ということを、空間に<何か>を与える、あるいは 埋めることだと考えないで、空間そのものを示す、という風に考えるの は案外難かしい。構成するという<仕事の意識>が、空間としてのひろ がりを忘れさせることもあろう。しかも、空間を感じることは相対的な 意識の作用だから、ことはよけいに厄介である。 これらのことを通じて、実際に形象化される場合、まず強調されるも のはリズムである。有限のリズムは無限のリズムを暗示する。そして、 リズムの知覚は当然相対的に空間の知覚を導く。 ピカソのこの作品は、専ら不安定な色彩が対をなしてリズムを生み、 それ自身の発展性を明示する。またリズムの発展性ばかりでなく、時間 的なそれも含んでいる。だが、後者の場合は前者以上に暗示に止まる。 われわれの知覚ないし意識は、常にある次元を通じて行われるが次元 そのものを意識することはできない。示されるか、あるいは容認するだ けである。 ピカソは示そうとしたのである。 〜 武蔵野美術学校・工芸デザイン科一年 〜 (19591017) http://d.hatena.ne.jp/adlib/19701220 看板教授 〜 Report 空間の次元 〜 当時の《葡萄とギター》の画像が見あたらない。 古い文庫本に載っていて、粗末な印刷だった。 類似画像は、色調が似ているが、縦横の比率(縦2:横1)が異なる。 ピカソの絵が理解できません。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2730553.html 未来芸術論 〜 仲介者の退場 〜 (20070207)
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