睦月の戯言御伽草子〜雪の一片〜 Copyright (C) 2002-2015 Milk Mutuki. All rights reserved
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2002年04月09日(火) |
この宿に居るわけ・・ |
と、聞かれても僕自身わからない。
話によると、雪と一緒に降ってきたらしい・・ この宿にきたのも、三叉路の六地蔵につれてこられたらしい・・
「運ばれてきたのですよ。」
と、主人は言うが・・ まさか、昔話のように、そりにのせられて、笠のお礼に運ばれた、米俵のように・・・?
その辺の記憶はないので、深く聞かれても困る・・
あ、ここは、地蔵まで動くんだ。 動いたの見たことないけどね・・
一見、古い旅籠の様だけれど、中は広い・・ でも、このお茶室だけは勘弁して欲しい・・ 庭の眺めはいいけど、、狭いんだよ・・・ というか、お茶、苦いし・・ 何より正座が嫌だ。
「静座っていうんですよ。」 と説明されたけど。
周りも静かなのに、自分まで静かにしたら、寂しくないのか?って聞いたら
「お茶を点てるときはそんなもんですよ。」 って、笑ってたっけ。
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