別に先週行った医者が信用ならないわけではないのだけど、あんまり調子が戻ってくれないので、もちょっと専門的な病院へ行くことにした。 とりあえず出社して社長が来るのを待って(社内で一番早くくるのは私)、来て早々申し訳ないが今日は病院へ行かせてほしいと言って有給をもらった。ムリして来なくて良かったのに、と言われた……やー、別にムリしてません。ポットにお湯くらい入れておこーと思っただけです。 会社から某病院へ、着いたのは9時半頃。受付で、「多分初めてかかると思うんですけどー」といったら、「多分、ですか」と事務のお姉さんに苦笑される。調べてもらったらやっぱり初めてだった。昔祖母が入院していたことがあって見舞いに来たことはあったと思うのだけど、自分がかかるのは初めてってことだったのさ。 登録を済ませ(次回からは予約になるそーな)今日の診察の流れの説明を受ける。 まず簡単に基礎データ(身長・体重・血圧)を測り、看護師による問診の後に医師の診断。それから各種検査を行い、再度担当医から検査結果を聞いて修了、とのこと。 書いてみるとそんなモンか、と思うけど、検査結果をその日のうちに出すというのはなかなか大変なものらしく、間の待ち時間がかなりあるらしい。 おまけにここの病院はいつも大変に混雑している。自分の番が廻ってくるまで相当待ちそうだ。 実は、「そこの病院にかかろうとしたら一日丸潰れだからねー」という話を母親から聞いていたので(でもこの病院を勧めたのも母)、ちゃんと文庫を一冊持ってきておいた。これで待ち時間も大丈夫だろう。 さて、受付から移動して外来待合室へ行ってみれば、まー本当に大混雑!大きな病院は久々だったので、ちょびっと引きました。でも、辛うじて空いてるイスをみつけて、じーちゃんばーちゃんに紛れて座ってTVをぼんやり眺めて待っておりました。 思いのほか早くに名前を呼ばれて、体重と身長を測ってから血圧計でぎゅもぎゅも(すごい痛かったのよ…)血圧測定。88/52って……今まで見たことないよこんな数値。今日に限って低血圧らしい。 ちょびっとクラクラしながら(暗示に係り易い)看護師の問診を受ける。 「それで、先週診てもらった医者から出た薬は、飲んだときは効いてたんですか?」 という問いに、はあ、飲むと途端に爆睡してしまうので効いてるのかどうなのかよくわかりません、と答えたら笑われた。効いてるんでしょう、おそらく、だって。 さてお次はいよいよ医師による診察、となるのだけど、ここは結構待たされたような気が。2時間近く待ったような……なんだかすごく眠くなってきて、うつらうつらして待っていた。 担当医師と対面し、先ほどの看護師と同じような内容を問診。痛みを感じる部分の触診の際に、「わ!すっごい肩凝ってますね!!」と驚かれる。マッサージされたりする時にも結構驚かれてしまう。本人はあんまり肩凝ってるって自覚が無いんですけど……相当らしいです。 やはり先週の医者と同じく、診た限りでは解らないので検査をしてみましょう、ということに。 うわあ。人生初、MRI検査です! 損保○ャパンのパンダが頭に浮かびます。あはー。ちょっとドキドキですねー。 だけどいきなりMRIに入るのではなく、まずは検尿と採血。それと再度血圧測定。採血は大変上手な看護師さんでした。血圧はやはり低め。 ここまででだいたい11時半過ぎたくらい。MRIは午後2時50分だと言われ、それまでお昼を食べてきていいですよと言われたので、展望ラウンジってとこへ行ってぼそぼそお弁当を食べました(半分出社する気でいたのでお弁当持ってきていたの。 2時50分って………3時間もあるじゃん。 ここで文庫本の登場、1時間くらい順調に読書していたのだけど、途中でまた眠くなってしまい、頭をぐらぐらさせながらソファに座ったまま昼寝。 はたと気付くと2時になっていて、30分前に検査室前に来て下さいといわれていたので、まぁちょっと早いけど行くかー、とラウンジを後にする。 検査室の前に着いてまだ時間あるよね…と思って売店でコーヒーを買ってきて、飲もうとしたその時に、検査員らしき男性に名前を呼ばれてしまう。 50分からですよね?と確認したら、その予定でしたが早まったので今からどうぞ、って………コーヒー片手に持ったままMRI検査室へ入室。 時計だの指輪だのを外し、服を白い検査用着衣に着替えていざMRI検査へ! CMのパンダのよーに、タテになることはなかった。仰向けになったまま、カプセルのよーなところに頭部を入れて、絶対動かないよーにといわれる。 検査が始まると、ががががごごごごがががががッと物凄い大きい音。事前に「かなり大きな音がしますので、耳栓しておいて下さい」と言われて嵌めていたのだけど、それでもすごい音だった。あれはちょっと心臓の弱い人とかムリなんじゃないだろーか。 よくわからないうちに、初MRI検査は20分程で終了。なんだか緊張した。 「それでは結果が出るまで待合室でお待ち下さい」 ………ここから、待つこと約3時間……………。 始めのうちはずっと台風情報を流していたTVをぼんやりと眺めて過ごし、同じ情報ばかりだとわかってまた文庫を取り出して読み始め、それもさくさく読み終わってしまい(川上弘美の『センセイの鞄』でした。良かった)、もう後はまたうつらうつらするしかなかった。 少し寝て、目を覚まして台風情報を見て、また寝て、ぼんやりして、の繰り返し。 そして待ちに待って午後5時半過ぎ、ようやく担当医から呼び出しがかかる。もうかなりバテバテ。 そんでもって検査結果は、 「見事なくらい、異常なしです」 そんなこったろうと思ったさ!笑 担当医は、私の脳や血管の状態が大変に良好であることを誉めに誉めた。素晴らしいです、100点満点です。そりゃぁどうも。 こういうのが一番困るだろうなぁ、という典型でありました。だって何の病気も異常も見当たらないのに、患者は痛いだの調子悪いだの言うんですものね。 担当医もちょっと困惑した様子だったが、とにかく先週もらった薬をしっかり飲んでもう少し様子をみましょう、という結果に終わった。 最後の診察はものの5分程度で終わった。診察室を出ようとしたときに、医師は「あっ、充分睡眠をとるようにしてください。それから、あまり遠出はしないように。よく休養して下さい」と付け足した。 会計が済んで病院を出たのは午後6時10分。長い一日でした。
まあでも、悪いところが無いとわかったのだからそれに越したことは無いね。ちょびっとお金はかかっちゃったけどね。 血液検査も、今回は貧血の検査はされなかったので(笑)異常なしでしたヨ。肝臓も腎臓も元気でございました。
はー。そんなわけでお疲れさんです。薬飲んでおとなしく寝ます。
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