| 2004年04月19日(月) |
日記制作時間:2時間20分 |
イタイ人になっての帰還です。よろりら。 2日間の怒涛の東京行きから戻ってまいりました。一晩寝て、気力も体力も戻ってきたようなので、日記を書こうと思います。多分長いです……。
いろんな方面からの前フリで、もう見る前からかなりドキドキだった健たんの舞台『卒業』を、2日間で2公演見て参りました。 案の定、大変でした。私がね^^; 1公演目は土曜の夜、一人でした。席は1階のほぼど真ん中。舞台全体がよく見える大変いい席だったのです、が、(いつものことですけど)ほぼ主演一人だけを追ってしまってました。 前回の舞台から4年もたっているのですって。月日の流れは本当に早い。 4年の間に随分成長したんですね、というカンジではなく(だって本業の舞台俳優じゃないんですから)、一足飛びにここまで来てしまったのかー、というカンジ。なんだあの発声の素晴らしさは。 発声だけにとどまらず、彼の演技も大したものでした。カンがいいのかな。舞台演劇であるということを、ちゃんと彼の中でわきまえている。……上手くいえないなあ。 あの、役柄に関しては、たいそうイヤな役でした。こんな男は願い下げだろうどう見たって。救い様が無い。と、そう思ったのは終演後。舞台を見ている最中は、あんまり考えられませんでした。 ただ、どうやって彼の中で折り合いをつけているんだろう、って思ったりしました。役の中に自分と同じ部分を見出していたりもしたようですが、それにしたって、あの演じぶりはすごい。 幼稚、純粋、一途、執拗、不安、絶望、怠惰、無知、真実。さて、あと思いつく単語はなんだろうな。 紙一重な部分を、彼の中ではどう捉えていたんだろう。そんなことを考えて、素質とか天性とか、そういうものってある人にはあるんだなあやっぱり、ということまで思ったのですが、その過程を詳しく書くことができません。 ……見ていない人にはあまりわからない、不親切な書き方でごめんなさい。 食べ物の味が食べる人によって全く違うように感じるのと同じで、舞台なんて特に生ものですから、見る人によって受け取り方も全く違うと思うのです。だから、舞台って、受け取る側の人がいて初めて出来上がるものだと思うし、その受け取り方は違っていいと思うんですね。 だから、この程度にしておきます(笑。
さて、ではいつもの日記のテンションに戻りましょう(笑。この先はバカ話です。 2公演目は日曜の昼の部で、社長と二人で見ました。このチケットは社長が取ってくれたのですが、なんとなんと、1階B列という震えるような席でございました。 前日の公演のときも、「うわーっ私これを明日2列目で見るのッ?!」と激しく動揺したのですが、実際その当日になって、会場の中に入ったらもう!あまりのステージの近さに卒倒しそうでした。 始まってからは、自分に余裕が全くありませんでした。 多分人生初だと思う、こんな間近で健たん見たのって。コンサートで一瞬こっち見た、とかそうゆうレベルじゃないんですよ?ずっと目の前にいるんですよ?(そら、自分の席の反対側で演じているときもありましたが)あのあのあの可愛い人が!!ものすっごい至近距離にいるんですよ!!! 緞帳が降りて舞台袖に健たんが消えるたびに、はあはあ言ってる自分………まじで。息止まるかと思った。 途中15分の休憩中、私も社長も、お互いがおかしいことに気付きました。トイレにたつこともできず、周りからは「あーもう、かわいいねー健ちゃん」とかって声が聞こえもしましたが、私と社長は深刻な顔で、 「……あ、明日死ぬってことになっても、今日もう何もできないと思う」 などと言い合ってました。すでに壊れてたと思います。 そしてさらにダメ押しの後半戦。 見に行った方、察して下さい。私の席は、1階席ステージ向かって右側の、あの舞台に上がる階段に続く通路のすぐ脇だったのでした……………。 終演後、私は文字通り、もぬけの殻でした。 何だか吐きそうな気がして、握ったハンカチを口元から離すことができませんでした。酸欠みたいになってはーはーゆって、「なんだか頭が痛くて耳鳴りがするよぅ」と社長に言ったら、「ダメだよ野阿ちゃん!ちゃんと呼吸して!!息吸って、はいて!」と返され、真面目に深呼吸してみたらちょびっと落ち着きました。た、倒れなくて良かった。 私が正気に戻ったのは、新大久保を離れて吉祥寺まで出て十五ちゃんと待ち合わせて、とりあえず飲み屋が開店するまで(笑)適当なところでお茶をして、その後にガード下の居酒屋でいの一番に頼んだ生ビールを一杯飲み干した、って辺りだったと思います(長。 十五さんは、会うなり人の顔みて大笑いしながら、 「いいね!いいよ野阿ちゃん!!何だか嬉しいよその熱気が!!」 と言いました。まだ一言も発していなかったのに。それくらいいっぱいいっぱいになってた模様。 あ、そういえば土曜日の夜姉の家に泊まったのですが、姉に「あんたが近寄ると熱い」と言われ、熱でもあるんじゃないかと心配されました。もちろん健たんの舞台を見に東京に来たなんて一言も言ってないんですが。 す、凄いって。本当に。なんなのミヤケけん。なんて生き物なのあなた。 私と社長は「”かわいい”の最上級ってなんていうのかな」と考え、どの言葉でも足りない気がして結局、これからはものすごくかわいいことを”みやけけん”って言うことにしよう、と決めました。使い方としては、「わあ、このスカート、みやけけんだねえ!」「CMのあややってばみやけけーん!」等です。 ごめんなさい、本気です。 居酒屋では健たんの話ばかりでなく、いろんな話をしました。楽しかった。あんなこともそんなことも話したけど、概ねどの話題も三人の見解が一緒だったので、ヘンなところで私はほっとしました。よかった、そう思っていたのは私だけじゃないんだ……。東京に行くまえのざわざわした気持ちが、ちょびっと消えました。 帰りは吉祥寺の改札まで見送ってもらいました。名残惜しい気がしましたが(だって二人して飲み足りないからもう一軒寄るってゆーんだもん)、そういやまた2週間後に会うんじゃん、って乾いた笑いを漏らしました。 「わ、私あと10枚真っ白なのー」 「私なんてやっと昨日コンテ切ってさあ!そーれが40Pくらいになりそうなんだよねっ」 「あはー。私、ぜんっぜんなんにもやってなーい」 さて、どれが誰の台詞でしょう(笑。 新幹線の中ではようやく眠れました。……ここ2、3日、全然眠れなかったんだよね。土曜の夜なんて3時頃まで寝付けなくて、やっと眠れたかと思ったら朝5時にバチって音がするみたいに目が開いたよ……。
以上、バカ日記でした。
健たん舞台が終わったので、ちょっとリハビリしてから(ヲイ)げんこーに取り掛かります。旦那の存在すら消えそうな勢いだったのですが、「映画出演決まったってさ」という現実を突きつけられてまたあれこれいろんなことが頭を駆け巡りました。よりによって江國香織……よりによって………。しかも相手は元母親役じゃんよ………。
はっ!!!忘れるとこだった。 舞台の話で追記です。土曜日の公演のときのことです。 途中、ミセス・ロビンソンが台詞をとちったのです。花嫁姿で突っ立っている娘を差し置いて、ベンジャミンと言い合っているシーンでです。一瞬の間があき、たまらなくなって女優さんは吹き出しそうになりました。 そこで、小首を傾げてベンジャミンくん。 「ロビちゃん?そんなじゃ僕、困っちゃう」 ……………。 日曜日、その場面が(わかっていたけど)アドリブだったんだと気付いて、さらに意識が吹っ飛びそうになったのは言うまでもございません。 小悪魔め。しかも余裕ぶっこきやがって!あああ!!
こんな状態で、今週から社会復帰できるのか不安です。 ってわけで、仕事決まりました☆
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