モーニングワーク、喪の仕事。 場所をえらばないとできないんだな、って いまさらながら、突き付けられている。
ここ十年くらい、いろんなひとをみおくったけど ここまで限りなく当事者に近いのははじめてで 生々しいところに、どっぷりと浸かっているからだろか。 せんせいを休めないから少しだけ帰ってきたけれども フツーに生活を営んでいる世界とか家族が異質なふうに見えたり 家人のありふれた質問に、心をえぐられたりして、いる。
近いひと同士でかたまって やりすごしていくのが とても、たいせつだって少しわかった。
そのなかで笑うとか。
半端な立場のあたしで、 婚約者のお母さん、なんて普通はどんな扱いでいるのだろう。 ただはっきりしているのは、今週には、 お母さんになるはずだったということ。
なぜかなあ
家族の扱いで黒い服で、あちこちで前に立っていた。 そうして一緒にいろいろなことを思い出してしまう。 あのひとのこと、あのひとのこと、いたるとこ。
でも今はとりあえず、また、相棒のいるところへ 荷物かかえて行く。 倒れることだけは自分にゆるさないよって 意味があるかないかわからない呪文をくりかえして いるみたいな気がする。
電車の窓のそと、闇がおちて ぼくの銀河鉄道が ひがしにはしっていく。
さやさやと髪の毛をなぜるように。
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