『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2008年02月18日(月) たくさんの黒いろ。

モーニングワーク、喪の仕事。
場所をえらばないとできないんだな、って
いまさらながら、突き付けられている。

ここ十年くらい、いろんなひとをみおくったけど
ここまで限りなく当事者に近いのははじめてで
生々しいところに、どっぷりと浸かっているからだろか。
せんせいを休めないから少しだけ帰ってきたけれども
フツーに生活を営んでいる世界とか家族が異質なふうに見えたり
家人のありふれた質問に、心をえぐられたりして、いる。

近いひと同士でかたまって
やりすごしていくのが
とても、たいせつだって少しわかった。

そのなかで笑うとか。

半端な立場のあたしで、
婚約者のお母さん、なんて普通はどんな扱いでいるのだろう。
ただはっきりしているのは、今週には、
お母さんになるはずだったということ。

なぜかなあ

家族の扱いで黒い服で、あちこちで前に立っていた。
そうして一緒にいろいろなことを思い出してしまう。
あのひとのこと、あのひとのこと、いたるとこ。

でも今はとりあえず、また、相棒のいるところへ
荷物かかえて行く。
倒れることだけは自分にゆるさないよって
意味があるかないかわからない呪文をくりかえして
いるみたいな気がする。


電車の窓のそと、闇がおちて
ぼくの銀河鉄道が
ひがしにはしっていく。

さやさやと髪の毛をなぜるように。


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真火 [MAIL]

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