『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2007年08月14日(火) 黒いつばさ、の。

無論、
聖人君主じゃ、ないよ。

踏まれても投げられても
いたみをかんじても
笑っていえるほど、完全でも、ないよ。


・・・・・・あたし、いたい。


ふいに背中から迫ってくる
あの黒いつばさのもの。
真夜中に目をさませば。
街中ですうっと意識が遠くなれば。

すっぽりと包む用意だけはしているとキラリと哂って
………ひとを傷つけるものになるのは、とてもかんたんだ。
こころのままに喚いて針をもって突き刺せばよかった。
脆いあしもとを狙われても、狙われるだけの
弱みをぼくは、自分でかかえてきたんだか、ら
この殻を粉々にするのは、あんまりかんたんだ。

泣く。

言葉が、来ても
来なくても
すっぱりと断ち切られた、伸ばした腕とか指とか
そんなものから
流れだした血が、いっそあなたに
届けばいいと思う。
見えればいいと思う。

いてもいなくても大差ないと思い込んで
きちんと信じられていたらよかった。
そうしたら、あなたが
あたしをいらないと言っても、こんなふうに
痛いことも醜いことも感じないで考えないで
だまって、
享受できたかも、しれない。

たたきおとされるのは、いたいよ。

あたし、いたいんだよ。


ごめん。


8月14日、深夜


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