朝、目がさめて つめたさのなかで泣いている
ヨーグルトとパンとコーヒー 涙がとまらないことを除けば ありふれすぎた朝
ぐずぐずとくずれかかるあたしをあたしが支えるよ 誰もいなくなった部屋のなかで、ひとり
ライフラインは使えない 毒液みたいにしみわたって 恐怖があたしを脅すから、だから
ねえそこにいるよねと くりかえしても答えを待てない 信じられないうちにこわれていく やすらかな抱擁が 遠ざかって
ひだまりのなかでぐずぐずと泣いている がりがりと肌に傷をつくりながら いくつなのかわからないものが、わからない感情といっしょになって あかるすぎる凪を激しく揺るがす
信じたかったね そうだよね 必ずしもそう なりたかったわけでなくて
つもりゆくことば そら笑いをつきぬけ ここに届かない 空虚にあかるく痛むほねで つくられた、からだ
できることなら、きみのそばへ
13日、朝
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