『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2005年08月21日(日) runa runa

つかまえてはなしてくれないあいつが来た。

「もし、あなたが、ぽっかりと消えていても、あたしはそれをわからない。」

音信がとだえるということから
ふとひきずられて出てくる「ふあんしょう」。
……どうしてそんなことをいつも
頭の片隅に留めておきながら
くらしていかなくちゃならなく
なってしまったのだろう。

カレンダーをみたら今日のところは満月のしるし。
あかるい白、が
部屋のなかまでまっすぐにくる。
夜はきらいできらいできらいで、好きだよ。

テレビをみたら力を使い果たしてしまったから
目盛りがゆっくり上がっていくみたいに
じっとしながら自分の中に
溜まってくのを待っていて
ふと
別のものが巨大になる
むくむくとふくれあがってあたしを超える

・・・・・・・・・・

昨日のこと
ふらふらと知らない人の日記をジャンプしながら読んでいて
自分と同じ病気(少なくともひとつは)を
持っているひとの日記をみつけた
いろいろ考えていろいろ試して
私とはちがう道を選んだひとの毎日のこと。

もしかしたらお薬を使わないほうが絶対的に偉いのだと
考えている自分を見つけてちょっと、、、へこんだ
病院などにゆくから余計に病気を深めるのだと
そういう意味合いの言葉でたくさんの人からもらった叱咤激励。
つらかったけど、正しさを感じていました。
それじゃ生きていけないかもしれないと思うことがきっと
世界に適応できてないことなんだろうと思って
部屋の隅でまるくなって

けど、偉くなくても
あたしはあたしと付き合っていかないとならないのは
たしかだ……から

たくさんの道や方法や事情があるということを
ひとに言うのと自分に言うのとでは
世界が違うくらいに言葉が違った。

自分で自分を釣り上げる
こわいのはきっと消えるよ
だいじょうぶだよ

………21日、変更線。呟きみたいに説得。

・・・・・・・・・・

ルナ、ルナ、
寝苦しい夜、居るのが苦しいところ
傷だらけのあちこちと血が残るシーツです
とりかえたばかりの真っ白なシーツに
あれこれ残されていく体液のこと
(でもそれも、あたし)

座っているにもどうにもならなくて
アイスノンをかかえて眠った午後
湿気が立ちのぼっていって
鼻と口と皮膚をふさいだ、ああ、しみるな

集中できていない、ということだけわかった
目の前を通りすぎていく色んなものと
手に触れている、色んなものと
食べることにも、ものを書くことにも、眠ることにも
お薬を塗ることにも、、、ピントがずれて集中できない
おろそかに、手荒に
いつもそわそわとした気持ちに逸りながら
まるでこの先になにか大切な約束でもあるかのように
あさっての方向ばかりまなこが見ている。
手荒に塗るおくすりはあんまりケアの意味がないよ。
わかってるのに。

手帳に書いたエンピツの文字はかたちがくずれて
何を書いたのか、自分でもよく、わからなくて

今どこにいるのか
これがなんなのか
つかむことができないで
ここでもまた、集中できないで

……うまく、言えない

中心がすぱんと抜かれたまま周囲の気の向くままに
飛ばされながらへらへらとしているような
そんな印象

わらうということのうらがわに
うれしいとかたのしいという感情が
ないような気がして
それでも、笑っています

どうせなら自分も騙すくらいの気合で笑えればいい


8月21日、夜


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